なぜ道路に「タイヤ痕」が残る? 公道で意図的なら「器物破損罪」の可能性も! ブラックマークが残るワケ

峠道や交通事故の事故現場では、道路に黒く「タイヤ痕」が残っていることがあります。タイヤ痕がつくメカニズムや、タイヤによる違いなどはどのようになっているのでしょうか。

道路に黒い跡が…「タイヤ痕(ブラックマーク)」はなぜつく?

 山の峠道や交通事故の事故現場では、道路に黒くタイヤの跡が残っていることもあります。
 
 そうしたタイヤの跡は「タイヤ痕(ブラックマーク)」と呼ばれることもありますが、どのような状態であれば道路に跡がつくのでしょうか。

公道や公共施設の駐車場にて行為にタイヤ痕(ブラックマーク)を残すのはどのような問題になるのか?
公道や公共施設の駐車場にて行為にタイヤ痕(ブラックマーク)を残すのはどのような問題になるのか?

 タイヤ痕についてブリヂストンの担当者は「一般的にタイヤ痕はタイヤのゴムが削れて路面に付着したものです」と説明します。

 とくに、「急発進・急ブレーキ・急旋回などタイヤが激しく摩耗するような走行をした場合に付着しやすい」とのことで、通常の走行時では比較的つきにくいものであることがうかがえます。

 例えば、急ブレーキの際にはタイヤがロックされ、地面とタイヤの一部分が擦れる状態となります。

 急発進のときも同様で、瞬間的に地面とタイヤの一部分が強く擦れる状態となっています。

 通常の走行時では、タイヤも回転し、一部分が強く摩耗させられるということはありませんが、急発進・急ブレーキ・急旋回といった瞬間的にロックされた状態のタイヤが地面と接する場合には、タイヤが地面に強く擦れて黒く跡が残ってしまうということです。

 また、前出のブリヂストン担当者は「軟らかいゴムを使用しているタイヤのほうがタイヤ痕が付着しやすい」と話します。

 タイヤは、それぞれメーカーやブランドなどによってゴムの硬度が異なります。

 例えば、夏タイヤと冬タイヤでも異なり、基本的に気温が高い夏は、ゴムが熱の影響を受けにくくするために硬度が高くされています。

 一方の冬タイヤは、路面全体にタイヤがしっかりと接地してグリップ性能を発揮できるよう、硬度が低めのゴムが使用されています。

 また、スポーツ走行を楽しみたい人のなかには、タイヤのグリップ性能を求めるために、あえて硬度が低いタイヤを使用するという人も少なくありません。

 その分、タイヤの寿命が比較的短いという弱点もあるため、タイヤを選択する際にも注意が必要です。

【画像】トヨタが開発した「誰でもドリフト仕様」がスゴい! 驚きを隠せない走りを見る(27枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー