まさに地上最強仕様の「ビースト」上陸! バイデン大統領の専用車「キャデラック・ワン」がスゴい! トランプ氏来日と何が変わった?
トランプ大統領の「ビースト」とは何が変わった?
大統領専用車はおよそ8年ごとに新しくされる決まりがあるため、2018年のデビューから8年間、少なくとも2025年頃までは現在の仕様のままで使用されるはずです。
大統領が代わるタイミングとはあまり関係がありません。もちろん、内装のクリーニングやシート表皮の張り替えなど傷んだ場所の補修やリフレッシュはおこなわれているでしょう。
しかし、バイデン大統領に代わって確実に変化している装備があります。
それは、「貯蔵される血液」です。ビーストには大統領が攻撃を受けて負傷し輸血が必要になった際の「血液貯蔵庫」が装備されていますが、NBCをはじめアメリカの大手メディアの報道にある通り、それら輸血用の血液は大統領自身の血液を貯蔵しています。それゆえ、大統領が代われば当然、貯蔵される血液も変わるというわけです。
また、もうひとつ今回日本を訪れたビーストには変化がありました。
それはナンバープレートです。ビーストにも都内で見かける機会が多い、青地に白い文字で印字された「外」マークがついた青いナンバープレートが付けられていました。
「8286」と「8283」の2種類です。なお、外ナンバーの最初の2桁または3桁の数字は国番号で、アメリカには「82」「83」「84」「87」の4種の国番号が割り当てられています。
外ナンバーは日本国内に存在する大使館や領事館向けの車両として外務省によって交付されていますが一般のナンバープレートのように道路運送車両法に基づく番号標識ではないため、日本の保安基準を満たさずとも交付が可能となります。(大使館などで使用するクルマに初めて交付する際には販売証明書と任意保険の証書が必要となります)
外ナンバーも一般のナンバープレートと同様、同じ番号のプレートが2枚1組となって交付されています。
2017年11月、2019年5月、そして2019年6月G20でトランプ大統領が来日した際にも今回と同様、2台のビーストが移動に使われましたが、前の1号車と後の2号車でナンバーが違っていました。
過去のナンバーは2017年11月が8251、2019年5月が8259、同6月が8258となっていました。このように、前後2台のビーストの仕様をまったく同じにすることで、どちらに大統領が乗っているのか瞬時にはわからないようにするカモフラージュが目的とされています。
しかし、今回のビースト2台のナンバーは8286と8283。何が理由なのかは不明ですが、外観上の違いはその程度でしょう。
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バイデン大統領は5月24日に日本を離れました。
恐らくバイデン氏が飛び立った数時間後に、ビースト2台も政府専用の輸送機に載せられて次の目的地に運ばれていくと思われます。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
さすが「くるまのニュース」記述内容がおかしい。
本体は約20cmの装甲メッキが施されており>>>20センチのメッキって一体どんなですかね?
重量7-9トンといわれる重装甲車で、まさに「戦車」以上の性能を持つ>>>戦車以上ですか?
ビーストは対戦車ミサイルに耐えるはずです
「マリーン・ワン」(米海軍大統領専用ヘリ)
マリーンは海兵隊のこと。海軍では無いので訂正すべき。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
”「ワン」(ONE)とは大統領専用の乗り物のことで「アメリカのトップが乗る」ことを意味して「1番」の意味の「ONE」と呼ばれます。”
どちらかというと『one』のことがつくのは”今現在大統領が搭乗中”(現在進行形)ということであって”乗る”(予定)というのは日本語しては正確ではないのでは?