2.4Lターボで爆速!? スバル新型「WRXスポーツワゴン tS」は走りがスゴすぎ!セダンと同時に豪で発売

スバルオーストラリアは、新型「WRX」と新型「WRXスポーツワゴン」を発売しました。両車はどのような特徴があるのでしょうか。

豪仕様の新型「WRX/WRXスポーツワゴン」とは?

 スバルのオーストラリア法人は、新型「WRX」と新型「WRXスポーツワゴン」(日本名:「レヴォーグ」)を2022年5月13日に発売しました。

オーストラリアで発売されたスバル新型「WRXスポーツワゴン」
オーストラリアで発売されたスバル新型「WRXスポーツワゴン」

 オーストラリアで5代目となるWRXは、セダンとスポーツワゴンのふたつのボディタイプを設定。

 セダンは「WRX AWD」「WRX AWD RS」「WRX AWD tS」、ワゴンは「WRX スポーツワゴン AWD」「WRX スポーツワゴン AWD GT」「WRX スポーツワゴン AWD tS」とそれぞれ3グレードがラインナップされます。

 スバルオーストラリア代表のブレア・リード氏は、「WRXスポーツワゴンとWRXセダンは、異なる購買層に対応するために、それぞれ異なる車種として設定しました」と、スポーツワゴンの市場投入を決定した理由を述べています。

 WRXセダンは、WRXの伝統を受け継いだアグレッシブなスタイリングで、エンスージアストがエンスージアストのために作ったピュアなスポーツセダンで、スポーツワゴンは、WRXの性能をそのままに、ワゴン車としての実用性を加えました。

 新型WRXセダンには、フロントホイール開口部の後縁に設けられたエアアウトレットや、サイドガーニッシュ、リップスタイルのトランクスポイラーなど、パフォーマンスからインスピレーションを得たエクステリアデザインを多数採用。

 大胆なスタイリングとエキサイティングな走りを実現する新型WRXは、大型のヘキサゴングリルに始まり、ワイドで低く設定されたフロントバンパーから膨らんだフェンダーへと流れるようなアグレッシブな外観を備えています。

 また、フロントフェンダーとリアフェンダーのサイドガーニッシュをブラックで統一。サイドシルスポイラーには空気抵抗を低減させる六角形のエアロダイナミックテクスチャーを採用しました。

 一方の新型WRXスポーツワゴンは、全長4755mmとセダンより85mm長く、全高は35mm高く設計。ホイールベースは4代目WRXから20mm延長され、荷室長(後部座席を上げた状態)は1070mmを確保し、スポーツワゴンとしての利便性も優れています。

 インテリアは、セダンがブラックとグレーのシート表皮、スポーツワゴンがブラックのシート表皮を採用し、レッドステッチや本革巻きのステアリングホイールを装備。

 新デザインのコックピットは、視認性と操作性に優れた直感的なレイアウトを採用し、メーターは、タコメーターとスピードメーターを正面に配置したほか、エンジン温度計と燃料計をレブカウンターとスピードメーターに一体化させたすっきりとしたレイアウトとしました。

 また、インパネ中央にはインフォテインメントシステム用の大型11.6インチタッチスクリーンを配置しています。

 新型WRXおよび新型WRXスポーツワゴンは、スバルグローバルプラットフォーム(SPG)を初採用し、よりシャープなハンドリングによる応答性の向上と、路面の不快な振動や揺れを低減することによる快適性の向上を両立させました。

 さらに、フルインナーフレーム構造を採用し、高いボディ剛性とシャシ剛性を実現。新型WRXは、先代モデル比でフロント横曲げ剛性は約14%、ねじれ剛性は約28%アップしています。

 加えて、最高出力202kW/最大トルク350Nmを発生する、新開発の直噴ターボチャージャー付き2.4リッター水平対向4気筒ボクサーエンジンを搭載。最高出力は現行モデルより5kW向上したもののトルクは従来と同じですが、より低回転域で高トルクを発生させ、日常領域での使いやすさを重視しました。

 また、最上級グレードのtSは「ドライブモードセレクト」を搭載。走行特性やキャラクターを好みに合わせて変更することができ、さらに「インディビジュアル」モードはドライバーによる完全なカスタマイズが可能です。

※ ※ ※

 オーストラリアでの価格は新型WRXが4万9830豪ドルから5万5773豪ドル(約453万円から約507万円)、新型WRXスポーツワゴンが5万5248豪ドルから6万3648豪ドル(約502万円から約578万円)です。

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