名車「デロリアン」次世代EVでの復活に向け秒読み! 斬新ドア採用で5月末登場か!?

米デロリアン・モーター・カンパニーは、次世代EVとなる新型車の外観を5月末に公開する見込みですが、“元ネタ”といえるDMC-12はどんなクルマだったのでしょうか。

スーパーカーらしさ溢れるクルマだった「DMC-12」

 米デロリアン・モーター・カンパニーは、2022年5月31日に次世代EVの外観を初公開するとアナウンスしています。

 1980年代に販売されたデロリアン「DMC-12」の再来となることが期待されますが、“元ネタ”といえるDMC-12はどんなクルマだったのでしょうか。

デロリアンモーターカンパニーが自社サイトで公開した「デロリアンEV」のティザービジュアル(画像:デロリアンモーターカンパニーHPより)
デロリアンモーターカンパニーが自社サイトで公開した「デロリアンEV」のティザービジュアル(画像:デロリアンモーターカンパニーHPより)

 映画「バックトゥーザフューチャー」にタイムマシンとして登場したことでも知られるDMC-12は、車種自体も“デロリアン”と呼ばれることがあるものの、デロリアン(デロリアン・モーター・カンパニー:DMC)がメーカー名、DMC-12が車種名となります。

 1975年、当時GMの副社長だったジョン・デロリアン氏は、GMを退職してデロリアン・モーター・カンパニーを設立。

 スーパーカーのような雰囲気を持つDMC-12を開発し、1981年に発売しました。

 低い全高やガルウイングドアなど、斬新かつ未来感のある外観デザインは、ジョルジェット・ジウジアーロ氏によるもの。

 車体の開発はロータスが担当し、同社が得意とするスチール製のバックボーンフレームにFRP製のボディパネルが架装されました。

 エンジンは2.8リッターV型6気筒を搭載。最高出力は132馬力と、見た目の派手さとは裏腹に控えめなものでした。

 価格は2万5000ドル(現在の約7万ドル相当)と高額に設定されたものの、DMC-12は当初販売面も好調でした。

 しかし、アメリカの景気後退の影響による販売低迷、さらにジョン・デロリアン氏の麻薬密売容疑での逮捕(後に冤罪と判明)などが影響し、1982年にDMCは破産。

 メーカーとしては1車種を生産したのみで歴史に幕を下ろしました。

 なお、今回EVとしてブランドが復活する前述のティザーサイトでは、過去にガルウイングドアの採用を示唆するティザー画像も公開されており、次世代デロリアンのデザインにも期待が高まります。

 それではここでDMC-12に関するクイズです。

 次のDMC-12を説明する記述のうち、誤っている選択肢はどれでしょうか。

【1】本社は米国だが、生産はイギリスでおこなわれた

【2】FR(フロントエンジン・後輪駆動)車であった

【3】外装パネルはステンレスであった

【4】5速MT以外に3速ATが選べた

※ ※ ※

 正解は【2】の「FR(フロントエンジン・後輪駆動)車であった」です。

 DMC-12は、ボディ後方にエンジンを搭載してリアタイヤを駆動するRR(リアエンジン・リアドライブ)を採用。

 このようなポイントも、スーパーカーらしさを感じる点といえるでしょう。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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