三菱自「回復軌道」で黒字転換 最終利益は740億円 2022年3月期決算で明かした人気車種と今後の投入モデルは?

三菱自動車が2022年3月期連結決算を発表。販売台数、売上、利益ともに前年度を上回る結果となりました。

グローバル販売台数は93万7千台

 2022年5月10日、三菱自動車は2022年3月期の連結決算を発表しました。

三菱「K-EVコンセプト Xスタイル」
三菱「K-EVコンセプト Xスタイル」

 通期販売台数は、グローバルで前年度比17%増の93万7千台。通期売上高は、前年度比40%増の2兆389億円でした。

 通期営業利益は、前年度比プラス1826億円の873億円まで回復。営業利益率は4.3%となり、前年からおよそ11ポイント改善しています。経常利益は、前年度比プラス2062億円の1010億円、最終損益は2020年度の3123億円の赤字から740億円の黒字に転換しました。

 2021年度は、新型コロナ禍に加え、材料費・物流費の高騰、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する地政学的リスクの顕在化などが影を落とした一方、新型「アウトランダー」「エクスパンダー」を中心とした販売台数の増加、値引きの抑制、コスト改善などにより収益は回復軌道に乗っているといいます。

 2022年度の連結業績見通しは、グローバル販売台数93万8千台、売上高2兆2900億円、営業利益900億円、経常利益930億円です。

 新型車については、新型軽EVや中国向け新型「エアトレック」といった電動化を加速させていくとともに、アセアン市場の強化に向けて2023年度以降、新型の「トライトン」や「エクスパンダー」シリーズ、「パジェロスポーツ」などのモデルを投入していく方針です。

 加藤隆雄社長はオンライン会見で、決算に対する印象を次のように話しています。

「決算内容は、満足いくものになってきたのかなという印象です。販売価格を適正なものに上げていく、無駄な販売コストを削っていくといったこれまでの取り組みがうまくいっているのかなと評価をしています。

 しかし課題もあります。三菱車の魅力をもっと訴求していっても良いのではとも思っており、現在はあくまで改善の過程にあると考えています。業績は円安などの外部要因もありますが、評価する上ではこの要因は排除して、自分たちの取り組みができたかどうかで判断したいと思います」

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