トヨタの“心臓部”載せるベンツEVバス誕生!? 「eシターロ」にFCモジュール供給へ 欧州発表

トヨタの欧州法人が、EVバス・メルセデスベンツ「eシターロ レンジエクステンダー」に燃料電池(FC)モジュールを供給することになりました。

 トヨタの欧州法人が、メルセデスベンツのEVバス「eCitaro(eシターロ) レンジエクステンダー」に燃料電池(FC)モジュールを供給すると2022年5月2日に発表しました。

メルセデスベンツのEVバス「eCitaroG(eシターロG)」
メルセデスベンツのEVバス「eCitaroG(eシターロG)」

 同バスに搭載されるFCモジュール「TFCM2-F-60」は、60kWの電力を生成。バッテリーや水素タンクと一緒にバスの屋根に簡単に設置できる第2世代のフラットタイプモジュールです。

 トヨタの燃料電池技術を搭載することで、航続距離が連節バスの場合は400km、通常のバスの場合は350km延長することが可能となります。

 長距離走行時でも、バッテリーとFCモジュールを組み合わせることで中間充電が不要になるということです。

 同社は、乗用車だけでなく、大型トラック、小型配送トラック、ボート、バスなど、水素燃料電池技術の応用を推進しています。

 同社・社長兼最高経営責任者のマット・ハリソン氏は、今回のプロジェクトについて「ヨーロッパでの水素パワートレインの販売活動が拡大し続けることをうれしく思います」と喜びながら「トヨタはカーボンニュートラルの実現に取り組んでおり、水素は将来の脱炭素社会の重要な構成要素のひとつであると考えています」とコメントしています。

 また、トヨタの欧州法人はFCスタックを積載した車両(連節バスタイプの「eシターロG」)の画像も公開。屋根に複数本の水素タンクが積載されていることが確認できます。

【画像】屋根に「ギュッ」と水素タンク搭載! FCモジュールを搭載したメルセデスベンツのEVバスを画像で見る(10枚)

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1件のコメント

  1. FC(燃料電池)が受けいられる時代が必ず来ます、EVバッテリーの高価で重たい年々劣化しKmは短くなり、充電に要する時間は耐えられません、FCは給油感覚で充填できるし扱い方はEVとほぼ同じ、でも
    FCにも一つだけ問題、水素カーボンタンクとその補器いつかは交換が必要かも

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