まさに圧巻!? 1700万円超えの「LCパトカー」激走! なぜレクサスが警察車両になった? 取締り中に撮影希望も!
栃木県芳賀郡茂木町の「モビリティリゾートもてぎ」で「はたらくクルマ」が展示されました。そのなかでも、日本唯一となるレクサス「LC」のパトカーはひときわ注目を浴びていました。
栃木県で活躍!レクサスの「LCパトカー」に注目!
ゴールデンウィークを楽しむ家族連れ向けに「モビリティリゾートもてぎ」(栃木県芳賀郡茂木町)では、さまざまなイベントがおこなわれました。
そのなかでも、日本唯一となるレクサス「LC」の白黒パトカーが展示され、ひときわ注目を浴びていましたが、なぜレクサスのラグジュアリークーペが白黒パトカーに採用されているのでしょうか。
イベントのひとつとしてさまざまな「はたらくクルマ」が展示されており、メインとなるエリアには、ショベルカーや救急車、消防はしご車などが子どもたちを楽しませていました。
なかでも、栃木県警のパトカーは、子どもはもちろん大人も足を止めて見入っていました。
今回展示されたパトカーは、ホンダ「NSX」や日産「GT-R」、スバル「インプレッサ STI」、「フェアレディZ NISMO」など、日本を代表するスポーツカーがベースとなっているものです。
そのなかでも、レクサス「LC」をベースにしたパトカーは、ひときわ注目を浴びていました。
栃木県警が使用しているのは、5リッターV型8気筒エンジンを搭載したガソリンモデル「LC500」をベースとしており、ボディサイズは全長4770mm×全幅1920mm×全高1345mmとなっています。
LC500の車両本体価格は1327万から1477万円となっており、国産車としては高価なモデルのひとつで、このLCパトカーは架装費用がプラスされ約1740万円という価格となっています。
なお、このLCパトカーは過去に前出のGT-Rを同県警に贈った栃木県在住の会社役員・男性から「交通事故の防止に役立てて欲しい」と寄贈の申し込みがあったといいます。
そんなLCパトカーですが、県内はもちろん国内でもこの1台しか存在しておらず、LCパトカーの担当をしている栃木県警察の隊員によると「世界でもこの1台のみと聞いています」といいます。
また実際にLCパトカーを扱うなかでの様子について、前出の栃木県警察の隊員は次のように話しています。
「珍しいモデルであることから、交通安全イベントに出展することも多いですが、普段は交通機動隊として一般道路での取り締まりをおこなっています。
実際にLCモデルのパトカーを見て、写真撮影を頼まれることや、声を掛けられることはめずらしくありません。なかには交通違反で取り締まった人からも、『写真を撮っていいですか?』といわれたこともあります」
また、LCパトカーならではの苦労や特徴については次のように話しています。
「やはり、サイズが大きいため運転には気を遣います。
また、パトカーの洗車は各隊員がおこなうのですが、手洗い洗車しかできないので大変です。
それでも、スムーズな走りやハンドリングはパトカーに適しており、高級車であるということを抜きにしても、良いクルマだと思います。
パトカー特有の装備がある以外は、基本的には純正のLC500と同様です。
ただし、パトカー専用塗装をおこなう際には、警察と販売店側で相談し、LC特有の美しいボディラインが映えるように、白と黒の境目がフロントからリアにかけて上昇している点には注目です」
※ ※ ※
ちなみに、基本的にはすべての隊員がLCパトカーを運転することができるように訓練されているといいます。
最後に前出の隊員は「寄贈してくれた地元の人の意志をきちんと引き継いで、これからも交通安全のために活躍していきたいです」と語ってくれました。
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