「EVでもスピンドル!」 グリルレスのレクサス新型「RZ」はどう評価? 走れるSUVに期待!
SUVタイプのEVであるレクサス新型「RZ」が世界初公開されました。新型RZについて、アンケートを実施。どのような印象を抱いたのか、SNSユーザーに聞いてみました。
スピンドルグリルならぬ「スピンドルボディ」採用
レクサスのEV専用モデルとして、新型「RZ」が世界初公開されました。
レクサスのEVはすでに「UX300e」がありますが、こちらはハイブリッド車もラインナップされています。そのため、EV専用車としては新型RZがレクサス初ということになります。
2022年末にもグローバルで投入される予定の新型RZについて、アンケートを実施。SNSユーザーはどのような印象を抱いたのでしょうか。
「レクサスがSUVタイプのEVとして新型RZを初公開しました。このクルマのデザインについてどう思いますか?」という質問では、「とても良い」が26.1%、「まあまあ良い」が35.1%、「それほど良いと思わない」が34.5%、「まったく良いと思わない」が4.3%と、未来感のあるデザインに関しては概ね評価を得ているようです。
良いと感じた回答者からは、「スピンドルボディとはこういうことかと一発で分かる上に、躍動感や踏ん張り感を感じる秀逸なデザインだと思う」「EVのフロントとスピンドルグリルを上手く融合してまとまったデザインになっている」「グリルがないのでスピンドルグリルのクセの強さが緩和されている」といった意見がありました。
ガソリン車やディーゼル車と違ってEVはエンジンを冷却するためのフロントグリルが不要となり、多くのモデルはいわゆる「グリルレス」のデザインを取り入れています。
新型RZもグリルレスとしながら、レクサスを象徴する「スピンドルグリル」の新表現として「スピンドルボディ」を採用。ほかのレクサス車との共通点を持たせつつ、EVとしての独自性と空力性能向上を図りました。
また、「レクサス『RX』みたい」「トヨタ『ハリアー』と同じサイドデザイン」など、同じレクサスやトヨタのSUVと似ているという声も上がっています。
その一方でエクステリアに関しては、「ギザギザが鬱陶しい。EVのクリーンなイメージに結び付かない」や「相変わらず細部がくどい」などと感じる回答者もいました。
次に、「新型RZのどのようなことに期待しますか?」(複数選択)という質問で、多くの回答者が選択したのは「電動化技術を活用して実現したレクサスならではのドライビング性能」(47.8%)、次いで「新四輪駆動力システム『DIRECT4』の採用」(39.1%)でした。
新型RZはBEV専用のプラットフォーム(e-TNGA)の採用や、バッテリーやモーターの最適配置、軽量かつ高剛性なボディによって、車両の基本性能が大幅に進化。
加えて、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」や、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御とステアバイワイヤシステム採用などで、クルマが一体化したような気持ちの良い走りが体感できるといいます。
なお、進化したステアリング制御とステアバイワイヤにおいては、通常の円形ステアリングのほかに飛行機の操縦桿のような形状をした異形のステアリングも設定。
この異形ステアリングは操舵角を約+-150度に設定し、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどでステアリングを操作するときに、持ち替えることなく“操縦”することができます。
ほかにも、「居心地が良く上質で、静粛性の高い空間」(34.8%)や「一充電当たりの航続距離約450km」(26.1%)といったことに期待を寄せる回答者が多いという結果になりました。
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レクサスは2030年までにすべてのカテゴリーでBEV(バッテリーEV)のフルラインナップを実現し、2035年にはグローバルでBEV100%の販売を目指しています。
そのなかで新型RZは、レクサスブランドの新たな幕開けとなるモデルとして位置づけられました。
2021年12月に発表されたトヨタ・レクサスのバッテリーEV戦略では、レクサスブランドから複数のBEVが登場することを予告。新型RZのほかに、さらに大きなSUVやスポーツセダン、ステーションワゴン、「LFA」の後継ともいわれるスポーツカーを開発していることが判明しています。
新型RZを皮切りに、EVブランドとしてのレクサスが本格始動したといえそうです。
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