日本初! 高速の渋滞予測にAI活用! 5/5は東北道で45km? 2022年GWの混雑予報は?
2022年のゴールデンウイークは最大で10連休になり、多くの人が旅行や外出を予定しているようです。コロナ禍で迎える3度目のGWですが、高速道路の渋滞はどうなるのでしょうか。
最大10連休でも2022年GWはETC休日割引適用ならず…
コロナ禍で3度目となるゴールデンウイーク(GW)がいよいよ始まります。
新型コロナウイルスは完全に沈静化したとは言い難いですが、行動制限がだいぶ緩和され、人出はコロナ禍前の水準に近いところまで戻ってきている印象です。
そんななか、2022年のGWは最大で10連休になるケースもあり、旅行や行楽といった外出の計画を立てている人もいるでしょう。
外部との接触を避けるために、クルマで移動する人が多くなることが予想されますが、そうなると気になるのが高速道路の渋滞です。
今年のGWの高速道路の渋滞はどうなるのでしょうか。
GWは、5月2日(月)と6日(金)の平日に有給などを活用すれば4月29日(金)から5月8日(日)まで最大10連休となります。
しかし、高速道路を管理運営する東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路(NEXCO3社)と、本州四国連絡高速道路、宮城県道路公社では「2022年度のGWは休日割引を適用しない」と発表。
これは、国土交通省からの依頼に基づき、いわゆる繁忙期の激しい渋滞の緩和や観光需要の平準化などにつなげる取り組みであり、再開したETCの休日割引の恩恵は残念ながら受けられないようです。
では、2022年の交通量はコロナ禍以前(2019年)と比べ、どれくらい戻ってきているのでしょうか。
国土交通省による調査「全国・主要都市圏における高速道路・主要国道の主な区間の交通量増減」では、2022年4月は、2019年度に記録された交通量の8、9割まで回復。その後も徐々に回復傾向にあるようです。
「まん延防止等重点措置」も解除されたことを考慮すると、2022年度のGWの交通量はコロナ禍以前とほぼ同じ交通量になると推測されています。
ちなみに、2019年のGWの交通量は4万8600台/日。昨年2021年のGWは2万7300台と56%に留まっていました。
また2019年のGW期間中は10km以上の渋滞が169回(そのうち30km以上の渋滞は25回)、2021年は51回(30km以上の渋滞は3回)を記録。3分の1以下にまで減少していました。
2022年度をコロナ禍以前の水準の9割と想定すると、GW期間中に150回前後の10km以上の渋滞が発生しそうです。さらに感染予防の観点から家族単位でのクルマ使用が増えることを考慮すると、ほぼコロナ禍以前と同程度の交通量に戻ることが予想されます。
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