なぜ消えた? 昔は定番装備の「灰皿」設定無し多数 「オジサン涙目」で煙モクモク減少! 喫煙装備無くなった理由とは

まさか! 加熱式タバコ専用の純正アクセサリーも存在?

 ただし、現在もタバコを嗜む人がゼロになったわけではありません。ユーザーからタバコ装備を復活してほしいといった要望はないのでしょうか。

 前出のホンダの広報担当者によると、「そういった声はとくにない」といいます。

 ホンダ車に限らず、車内の喫煙装備は減少の一途をたどっており、喫煙者は自分で車内に喫煙装備を準備する必要があります。

 例えば、ホンダでは「A-Collect」として子会社であるホンダアクセスが灰皿といったアクセサリーを販売しています。

 モデルごとに設計されたものではありませんが、コンソールやドリンクホルダーなどに設置して、幅広い車種で活用することができます。
 
 また、最近では紙タバコではなく「iQOS(アイコス)」といった加熱式タバコの普及も進んでいることから、ホンダではアイコス専用スタンドを純正アクセサリーとしてラインナップ。

 アイコスポケットチャージャーとアイコスホルダー用のスタンドに、ヒートスティックのパッケージもホールドできるようになっています。

 ホルダーの下部は使用済みのヒートスティックを捨てられる灰皿の機能も持っており、車内にゴミが散らばらないように配慮されています。

ホンダ車用に用意されている純正アクセサリーの「スモーキングアイテム」(画像:ホンダアクセスHP)
ホンダ車用に用意されている純正アクセサリーの「スモーキングアイテム」(画像:ホンダアクセスHP)

 では、カー用品店で市販されている喫煙グッズではどのような状況なのでしょうか。カー用品店のスタッフは次のように話します。

「最近では紙タバコ/加熱式タバコともに車内で喫煙する人が多い印象です。おそらく、公共の場で喫煙できる場所が減ったことで、自分だけの空間となる車内で喫煙する人が増えたのではないでしょうか。

 同時にアイコスやプルームテックなどの加熱式タバコが流行っていることから、吸い殻を捨てるために灰皿を購入される人はおります」

※ ※ ※

 喫煙者の減少でシガーライターや純正灰皿が減った一方で、喫煙場所の減少や加熱式タバコの増加によって車内での喫煙率が高くなっているようです。

 車内はプライベートな空間であり、タバコを吸うのは使用者の自由です。

 一方で、タバコを持った手を窓から出したり、灰を道路上へ落としたりと、マナーの悪い行為は、ほかのクルマの運転者にとって快いものではありません。

 車内で喫煙をする場合には、まわりのクルマの迷惑にならないように注意を払い、しっかりと灰皿を用意して、自己責任で嗜むようにしましょう。

【画像】「あの時代は良かった…」 オジサン涙目! ハコスカ&ケンメリの灰皿はドコにある?(18枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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