テレワーク時代の最強移動オフィス誕生!? 日産とイトーキがモバイルオフィスカーを共同開発
まだまだ継続するコロナ禍ですが、そんななか日産とイトーキが車内での快適なテレワークを実現するモバイルオフィスカーの共同開発が発表されました。
これがあればどこでも仕事OK!? 日産とイトーキが開発した「MOOW(ムーウ)」ってなんだ?
長らく続いているコロナ禍で、オフィスでの業務や公共交通機関での通勤が敬遠されるなか、プライベート空間を確保しながら移動ができるクルマの存在が改めて注目されています。
しかし、車内でのテレワークをするためには、作業スペースや電源の確保など多くの問題があるのが実情です。
そこで日産とイトーキは、車内での快適なテレワークを実現するモバイルオフィスカー「MOOW(ムーウ)」を共同開発しました。
いったいどのような内容なのでしょうか。
2022年4月11日、日産とイトーキは後部座席スペースで快適にテレワークができるモバイルオフィスカー「MOOW(ムーウ)」を共同開発したことを発表しました。
「MOOW」は、日産の特殊用途車両を作り上げてきた経験と、イトーキがこれまで培ってきた人間工学に対する知見とオフィス設計の経験を生かして共同開発された1台です。
日産「NV200バネット」のバン GXグレードをベースに、外装はライトグレーの特別色仕様となっています。
内装に関しては大幅に変更が加えられており、まず具体的には、後部座席部分を丸ごとテレワークスペースとして確保し、手狭感が解消されています。
また室内の快適性を保つため、日産が開発をおこなった高性能のリチウムイオンバッテリーを搭載。
走行時の充電も可能で、エンジン停止状態でも電力供給が可能となっており、冷暖房機器を5時間程度(600W/h)稼働することが可能となっています。
車内後部スペースは、人間工学に対応した理想の姿勢をとることができる後傾姿勢で座るよう設計されており、またオンラインミーティングに適した環境が実現できる間接照明を搭載しています。
デスク天板は着席しやすく、ノートパソコンの使用に配慮されたサイズの可動式タイプを装着され、ここにはハンズフリーでビデオ通話も可能になるよう、スマートフォンを差し込めるスリットが設けられています。
またタイヤハウスを活かしたサイドテーブルには、後傾姿勢で足を乗せることができる格納式のオットマンが収納されています。
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「MOOW」は両社にて更に開発を進め、日産の販売会社で2022年度内に販売を検討しているとのことです。
また2022年4月26日から28日まで開催される、日本初上陸のドイツ発オフィス家具メッセ「オルガテック東京2022」ワークプレイス トレードショーに出展されます。
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