275馬力のスバル新型「WRXスポーツワゴン」予約開始! 2.4Lターボで武装 511万円から 豪に投入

スバルのオーストラリア法人が、現地仕様の新型「WRX」シリーズの予約を開始しました。現地ではステーションワゴンタイプのWRXとして「WRXスポーツワゴン」も設定されます。

新型「WRXスポーツワゴン」の正体は?

 スバルのオーストラリア法人が、新型「WRX」シリーズの予約受注を2022年4月7日に開始しました。オーストラリア仕様の同シリーズには、ステーションワゴンタイプの新型「WRXスポーツワゴン」とセダンタイプ(WRX)があります。

スバル新型「WRX」(画像はセダンタイプ、スバル オーストラリア公式YouTubeチャンネルより)
スバル新型「WRX」(画像はセダンタイプ、スバル オーストラリア公式YouTubeチャンネルより)

 WRXは、スバルが世界ラリー選手権に参戦する目的で開発し、1992年に初代モデルが発売された「インプレッサWRX」をルーツにもつモデルです。

 2014年にインプレッサシリーズから独立し、2021年に公開されたモデルでWRXとしては2代目となります。

 そんななか、オーストラリア市場で独自に設定される新型WRXスポーツワゴンは、日本では2代目「レヴォーグ」に相当するモデルです。

 オーストラリアではレヴォーグの初代モデルが販売されていた実績があるため、現地ではフルモデルチェンジに伴ってレヴォーグからWRXスポーツワゴンに車種名が変更されたことになります。

 エンジンは、両ボディタイプともに、202kW(275馬力)・350Nmを発揮する2.4リッター水平対向ターボを搭載。

 組み合わされるトランスミッションは、新型WRXスポーツワゴンでは8速パドルシフト付きスバルパフォーマンストランスミッション(CVT)を採用。

 シフトアップ時の変速スピードが約30%、シフトダウン時の変速スピードが約50%高速化しているほか、よりアグレッシブな変速ロジックの採用により、さらにスポーティな走りを実現ました。

 なお、新型WRX(セダン)では8速パドルシフト付きスバルパフォーマンストランスミッションと6速MTが選択可能です。

 駆動方式は、ワゴンタイプとセダンタイプのどちらもシンメトリカルAWD(全輪駆動)が採用されています。

 またスバルパフォーマンストランスミッション搭載車には、運転支援システム「アイサイト」も搭載されます。

 オーストラリア仕様のWRXは、ワゴンタイプが5万5248豪ドル(約511万円、1豪ドル92.54円で計算)から、セダンタイプが4万9830豪ドル(約457万円)からの価格で設定されます。

 スバルのオーストラリア法人のブレア・リードマネージングディレクターは、「WRXは30年にわたり象徴的な存在であり続けており、新世代のWRXはスバル愛好家の期待を超え続けると確信しています」とアピールしつつ、「新しいWRXシリーズをユーザーに提供できることをうれしく思います」とコメントしています。

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