やっぱりワゴンは使いやすい!? いまや貴重なCセグメントワゴン ルノー「メガーヌスポーツツアラー」とは
ルノー「メガーヌスポーツツアラー」は、全長4635mmのフレンチ・ツーリングワゴンです。SUVの流行でワゴンモデルが少なくなっているいま貴重な1台ですが、あらためて乗ってみました。
通常時580リッターの広い荷室で使い勝手も十分
4世代目となる現行型ルノー「メガーヌ」は2015年に登場し、日本には2017年秋より導入されています。
最新版は「インテンス」のモノグレードで、本記事で紹介する「インテンス スポーツツアラー」の車両価格は、ハッチバックの20万円高となる334万円(消費税込)となっています。2022年4月1日の価格改定で若干上昇したものの、このクラスのフランス製ステーションワゴンとしては、リーズナブルに感じられることに変わりはありません。
登場時にも話題となった特徴的なスタイリングは、時間が経過してもあまり古さを感じさせることもありません。フロントバンパーやグリルが新しくデザインされ、フロントエンドやフェンダーにクロームパーツが効果的に配されるなどした最新版は、より質感が高まり、フレンチデザインが際立っています。
灯火類も、LEDヘッドライトユニットには最新のルノー車と同じく立体的なストライプが配されたほか、ヘッドライトカバーにダイヤモンドのモチーフが組み込まれ、リアウインカーにはシーケンシャルタイプが与えられています。さらにシャークアンテナが標準で装備され、新しいデザインの 18インチホイールが採用されるなど、細かく見るとかなりの部分が新しくなっています。
スポーツツアラーとなれば、なおのこと気になる肝心のラゲッジルームは、フル乗車時で580リッター、リアシート格納時で1695リッターの大容量を誇ります。ハッチバックの473リッター/1367リッターでも十分に広いところ、さらに圧倒的な積載性を発揮します。
また荷室の形状も隅まで広く、フロアにはパーテーションも備えられていて便利に使えそうです。リアシートは40:60の分割可倒式となっています。
ロングホイールベースのおかげで後席の居住空間も十分に確保されていて、成人男性の平均+αの体格である筆者(岡本幸一郎)が座っても余裕を感じます。前席に対して、ヒップポイントがやや高めに設定されていて見晴らしもよく、シート自体も頻繁に人を乗せることを想定したしっかりとしたものが与えられています。
爽快で力強い走りもメガーヌならでは。最新版には159馬力の最高出力と270Nmの最大トルクを発生する、高い性能と効率性を両立したルノー・日産・三菱アライアンスとダイムラーにより新たに共同開発された1.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンに、7速の「EDC」と呼ぶDCTが組み合わされています。
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