富士山麓に「クルマ好きの楽園」! トヨタ「富士モータースポーツフォレスト」2022年秋開業 名車40台も展示
トヨタら3社が、富士スピードウェイを中心とする施設「富士モータースポーツフォレスト」の詳細を発表。2022年秋開業予定です。
ホテル・ミュージアム・ガレージ・温浴施設などを整備
トヨタと、同グループの富士スピードウェイ、東和不動産は2022年4月6日、静岡県小山町で進めている「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクト(以下、フォレスト)の詳細を発表しました。
フォレストはおよそ250ヘクタールの敷地に、サーキット「富士スピードウェイ」をはじめ、ホテル、温浴施設、レストラン、ミュージアムなどが並ぶ、モータースポーツ文化を楽しめる観光レジャー施設です。「クルマを愛する大人の遊び場・社交場」を目指すといいます。
中核となる富士スピードウェイは、全長4563mの国際レーシングコースを中心に、カートコースからショートサーキットまで、さまざまなモータースポーツ関連施設を用意。
レース観戦はもちろん、自分のクルマで約1.5kmのホームストレートを体感できる「レーシングコース体験走行」も可能です。
ホテルは、日本初上陸ブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として、全120の客室を有する「富士スピードウェイホテル」が開業します。客室の窓には、富士山の姿とともにサーキットが広がります。
トヨタ博物館監修の「富士モータースポーツミュージアム」も開設。施設には、国内外メーカー各社の協力により、時代を象徴するレーシングカー約40台が並びます。
また、普段は見ることができないプロレーシングチームのガレージ特別見学ツアーや、メーカーファクトリーなどのイベントが開催されます。
日帰りや立ち寄りでも利用できる温浴施設やレストランなども構想しているといいます。
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富士スピードウェイホテルと富士モータースポーツミュージアムは、2022年秋に開業予定。そしてレーシングチームのガレージなどが2023年以降、順次開業予定です。
来場者規模は、トヨタ執行役員の佐藤恒治氏によると「現在の富士スピードウェイは年間約70万人だが、フォレストは年間100万人を目指したいと考えている」と回答。
さらに佐藤氏は、フォレストの名前について「モータースポーツ文化の種をまいて、森(フォレスト)になっていく。多くの人たちとともに、その森を育てて守っていくという思いを込めて命名した」と意図を説明しています。
フォレストの立地は、建設が進む新東名高速の小山スマートIC(小山PAに併設。いずれも仮称)の近くで、開通すると東京からクルマで約1時間です。
御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)や山中湖(山梨県)からそれぞれ20分ほどで、周遊ルートにも組み込みやすくなっています。
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なお、フォレストの開発を担う東和不動産株式会社は、2022年4月27日から社名を「トヨタ不動産株式会社」に変更する予定です。
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