恐怖!? 車のラジエーターに「覚せい剤」を詰め込んで“密輸”? 「大量の大麻草入り」座席シートも摘発! 史上最多量の「不正薬物」を取り締まり! 税関が25年中の関税法取締結果を発表
東京税関は令和7年(2025年)における関税法違反事件の取り締まり状況を発表しました。なかにはクルマやバイクのパーツに秘匿する形で覚醒剤などを密輸した事例があります。
ラジエーターに覚醒剤
東京税関は2026年2月17日、令和7年(2025年)における関税法違反事件の取り締まり状況を発表しました。
摘発した事例のなかには、クルマやバイクのパーツに秘匿する形で覚醒剤などを密輸した事例があります。
税関は全国9箇所にあり、国際空港や国際港など、外国との貿易の拠点となる重要港で、関税の徴収や通関手続きのほか、薬物・銃器、テロ関連物品、知的財産侵害物品など社会悪物品の密輸出入を水際で取り締まっています。
近年では盗難車の不正輸出にも目を光らせており、コンテナ詰めされた盗難車の水際での発見にも努めています。
東京税関は東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、新潟県および山形県の1都5県と、成田空港、市川市を含んだ千葉県の一部を管轄しており、管内の6つの港(京浜、新潟、柏崎、直江津、姫川、酒田)と3つの空港(成田、羽田、新潟)を監視しています。

そんな東京税関ですが、2025年の1年間で摘発した不正薬物事案は447件で、前年比の約1.4倍を記録。押収した不正薬物の量は2721kgで、これは統計史上最高だといいます。
2.7トンの不正薬物は、すべて合わせると末端価格では534億円相当で、かなりの量の不正薬物を水際で押収したかたちです。
その内容と量は、覚醒剤が92件/751kg、大麻草が35件/1158kg、いわゆる「大麻リキッド」や「大麻グミ」などに配合されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)類製品が93件/212kg、コカインが59件/160kg、ケタミンが47件/234kg、指定薬物が74件/32kgとなっています。
2025年では、航空機の旅客による不正薬物の密輸入が2.5倍と急増したほか、大麻草、コカイン、ケタミン、指定薬物の押収量が過去最多を記録。また海上経由で到着した貨物のなかには、単一事例では過去最大となる1トン超えの大麻草(ベトナム来)があり、これを摘発したといいます。
密輸にあたっては、航空機の旅客がそのまま持ち込むケースに加え、税関での発見を逃れるため、さまざまな貨物といっしょに持ち込まれることが多く、そのほとんどが「何かしらの荷物のなかに隠す」というものになっています。
例えば、イギリスから航空貨物で来た覚醒剤は衣類に染み込ませてあったほか、ブラジルから航空機で来た乗客は、コカインのカプセルを飲み込んだり、体内に入れるなどしてしのばせていました。このほか、スーツケースや額縁、水道の蛇口や電子機器の内部に隠す方法もあります。
さらに、メキシコから航空貨物で来た覚醒剤は、クルマの「ラジエーター」に詰め込まれていました。ラジエーター内部を調査したところ、アルミに包まれた覚醒剤を発見。これを摘発したといいます。
また、タイから郵便で運ばれてきたバイクのシートに、大麻草1kgを包んでいるケースもありました。
東京税関では日本国民の安全と安心をまもるため、引き続き社会悪物品の水際取り締まりに力を入れています。
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なお、全国の税関では一般からの密輸の情報提供の協力も呼びかけています。
不審な外来郵便を見かけたり、港で不審人物や集団、船などがいれば、密輸ダイヤル「0120−461−961」(シロイ・クロイ)への電話や、密輸情報提供サイトでの入力を求めています。
Writer: くるまのニュース編集部
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