車のフロアマットやカーペットは傷みやすい? 軽・小型車はとくに注意!? 手軽にできる対策とは

日頃から簡単にできる対策は?

 フロアマットやカーペットが傷まないようにする対策はあるのでしょうか。M氏は「フロアマットは消耗品と考えてほしい」といいます。

「乗り降りするときになるべく強く踏まないように意識すると良いかもしれません。

 また、普段の乗り降りで負荷がかかるフロアマットの汚れや損傷がひどい場合は、交換をおすすめします。

 とくに中古車の場合、前オーナーの扱い方によっては損傷や劣化している場合もあります」

洗車のついでにフロアマットも洗うと長持ちする
洗車のついでにフロアマットも洗うと長持ちする

 できるだけ現状をキープしたい人はどうすれば良いのでしょうか。

「まずは洗車したときに、フロアマットを取り外して洗ってみるのが手軽にできる対策です。

 また、フロアマットとカーペットの間に入り込んだ砂や小石が擦れてカーペットを損傷することもあるので、すき間に入り込んだ砂などを払うだけでもかなり違うと思います」(内装リペア専門店のスタッフM氏)

 それでもフロアカーペットが破れてしまった場合の補修方法などはあるのでしょうか。それとも総張り替えが必要なのでしょうか。

「状態にもよりますが、複数箇所が破れてしまったり経年劣化している場合は、総張り替えしたほうがキレイになります。

 ただし、その場合はシートを全部取り外すなど追加作業が発生することがあり、どうしても時間と費用がかかってしまいます」(内装リペア専門店のスタッフM氏)

 フロアマットは交換できるとしても、カーペットまでの総張り替えは予算的に厳しいと考える人も多いのではないでしょうか。ほかに補修方法はないのでしょうか。

「損傷箇所が大きくない場合は、一部分のみの補修も可能です。

 補修用のファイバーをカーペットに合うように染色して専用の接着剤で固めつつ、さらにファイバースプレーを散布することで目立たなくさせるリペア方法があります。

 ほかには損傷した箇所のカーペットを切り取り、新品のカーペットを貼り付ける方法もあります。方法にもよりますが、1万円前後でリペア可能です」(内装リペア専門店のスタッフM氏)

 ファイバースプレーで表面を覆う方法は、完全な補修とはいえませんが、見た目にも損傷した部分がわからないような仕上がりになるそうです。

 とりあえず見た目をどうにかしたいと考えている人は、試してみる価値はありそうです。

※ ※ ※

 いくらボディをピカピカにしても、フロアマットが汚れていたりカーペットが破れていたりしては、せっかくのきれいな状態が台無しになってしまいます。

 またフロアマットやフロアカーペットにタバコの火種や灰を落として焦がしてしまうことも多いようです。

 どうしても車内で喫煙したい人は電子タバコに切り替えてみるのも良いのではないでしょうか。

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