なぜ首都高PAに「妖怪ラーメン」出現? 90秒で「熱々ラーメン」提供の自販機 「1杯790円の味」はいかに
実はゴミ箱もスゴイ 日本初、食べ残しを冷蔵保存できる
どのような経緯で、芝浦PAにラーメン自販機を導入したのでしょうか。首都高の広報課に聞きました。
「芝浦PAをはじめ、自販機だけのPAでパンやおにぎりなどの食品は提供していましたが、いずれも冷蔵品が中心で、温かい食事を提供する自販機はありませんでした。
利用者の皆さまからの要望もいただいて、深夜帯でも温かい食事を提供できる自販機がないかと情報収集をしていたところ、渋谷の体験型店舗『b8ta Tokyo – Shibuya』でYo-Kai Expressの自販機を見つけました」
ユニークで斬新でおもしろいラーメン自販機ですが、実はこの機械と同じくらいスゴイ機械が横に並んでいます。
食べ残しの麺やスープを捨てるゴミ箱なのですが、食べ残しを衛生的に処理できる「オリジナル冷蔵型ごみ箱」として、首都高速道路サービス株式会社と株式会社中西製作所が独自に開発したものだそうです。
「冷蔵型ごみ箱はYo-Kai Expressの設置に合わせて、業務用厨房機器の販売・製造をおこなう中西製作所と首都高速道路サービスが共同で開発しました。
庫内の温度を-5度から10度に抑えられるため害虫やにおいを抑えることが可能です。完全に凍らせるためには多大なエネルギーが必要ですが『においを抑える温度帯』なので節電にもつながります」(前出の広報課)
首都高では、芝浦での状況を見てほかのPAへの設置も考えていきたいとのことでした。
芝浦PAは夜間閉鎖になることも多いので閉鎖状況などを確認してお出かけになることをお勧めします。
なお、4月6日17時から12日17時までの期間限定で東京駅地下イベントスペース「スクエア ゼロ」にも設置される予定です。(東京駅では午前4時40分から深夜0時の予定)
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
スープをゼラチンで固めてあって、レンジでチンするだけのコンビニのラーメンが550~650円くらいなので790円は割高かなという印象。家で作るなら、焼きそば用蒸し麺3個入180円(1個60円)+ラーメンスープ50円+ラーメントッピングセット150円だから1杯260円。でも最近の値段が高いカップ麺も侮れないので、ネタとして1回は利用するくらいに留めると思う。