東京湾アクアライン「普通車800円」3年延長へ 13年続く割引施策、その経済効果は?

東京湾アクアラインで実施されている通行料金割引の期間延長が発表されました。

2009年から続く「普通車800円」

 国土交通省と千葉県、NEXCO東日本は2022年3月30日、東京湾アクアラインで実施している通行料金の割引を4月以降も継続し、2025年3月31日まで3年間延長すると発表しました。

東京湾に浮かぶ海ほたるPA(画像:NEXCO東日本)
東京湾に浮かぶ海ほたるPA(画像:NEXCO東日本)

 東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ長さ約15kmの有料道路です。

 東京湾に浮かぶ木更津人工島(海ほたるPA)を境に、川崎側は海底トンネル(アクアトンネル)、木更津側は橋(アクアブリッジ)で構成されています。

 浮島IC~木更津金田IC間の普通車の通行料金は、1997年の開通当初は4000円でしたが、2009年に社会実験としてETC搭載車を対象に800円とする大幅な引き下げが実現。

 その後、期間は繰り返し延長され、消費税率の引き上げなどがあったものの暫定的な金額は維持されたまま現在に至ります。

 2019年度からは国土交通省と千葉県で3年ごとに協議することになっており、今年再び期間の延長が決まりました。

 割引はETC搭載車が対象。料金は、軽自動車等640円、普通車800円、中型車960円、大型車1320円、特大車2200円です。

 千葉県によると、この割引施策による首都圏全体での経済効果は、2014年4月から2016年9月までの2年半でおよそ1155億円に上るとしています。

 国土交通省と千葉県、NEXCO東日本は、今回の割引継続の目的について「高速道路ネットワークの有効活用や首都圏における交流・連携の強化等の地域経済の活性化を図ること」と説明しています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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