国産初の「チャイルドシート」45年の歴史に幕 愛子さまも使われたタカタ製商品が生産終了のワケ
生産終了で…その後のアフターサービスはどうなる?
生産終了となると気になるのはアフターサービスですが、どのような対応となるのでしょうか。前出の担当者は次のように話しています。
――生産終了をしたチャイルドシートについてアフターサポートはどうなりますか?
もちろんこれまで通りサポートをおこないます。
ただし、お客様相談室へのお問合せフリーダイヤルは2022年2月末で終了しており、3月1日からは公式サイト内のお問合せへ統合させて頂く事になりました。
いったん、問合せフォームでお問合せいただいた後、必要に応じてお電話にて対応させていただく予定です。
――補修部品などについてはいかがでしょうか?
自動車メーカーの純正チャイルドシートとしては今後も作り続ける予定です。
市販品と自動車メーカー純正品との違いはクッション部やカバーのデザインなどが違うだけで中身は同様ですので、基本的な部品については問題ないと考えています。
また、一般向けチャイルドシートの部品においても生産終了から5年程度は保管する予定です。
なお2020年10月、JSSJが一部の車種向けシートベルトに関して強度偽装が発覚しましたが、チャイルドシートのハーネス(子どもの体を固定するためのベルト)については問題がないことが報告されています。
現在、TAKATAやチャイルドガードブランドのチャイルドシートを使用している人は、公式サイトにて「お客様登録」することをことで今後、リコールなどが発生した際、メーカーから連絡を受け取ることができます。
また、取扱説明書を紛失・破損した場合でも公式サイトからダウンロードが可能です。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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