動画投稿アプリTikTokでは、さまざまな企業や団体がアカウントを作成し、動画の投稿をおこなっています。
　
　なかでも最近話題になっているのが、とある自動車教習所のアカウント「チームてぃっくとっかーず」です。
　
　投稿されたひとつの動画「クランクを補助ハンドルでバック」が話題となっています。

　チームてぃっくとっかーずは、兵庫県伊丹市にある指定教習所「阪神自動車学院」の職員で結成されました。

　阪神自動車学院の担当者は「当校の良さやカラーを知っていただくとともに、楽しい動画をお届けしたくてTikTokをはじめました」と話しており、実際に投稿されている動画はユニークなものばかりです。

　例えば、「教習所職員で踊ってみた」と題して、流行のTikTokダンスをしてみたり、「トランクの中に人が入ってるドッキリ」として、実際に職員同士でドッキリを仕掛けてみたりと、ユーモアあふれる動画を投稿しています。

　このアカウントは、20代の若い職員を中心におこなっており、企画や撮影、編集など、おもしろい動画になるよう試行錯誤しているといいます。

　そんなチームてぃっくとっかーずの投稿でも大きな注目を集めたのが、「クランクを補助ハンドルでバック」という動画です。

　クランクとは、自動車教習所内に設置されているコースのひとつで、直角に折れ曲がった道を前進していくというコースになっています。

　教習内容に必ず含まれているコースであるため、運転免許を保有している人であれば、実際に走行したことがあるはずです。

　クランクでは内輪差はもちろん、コースの外に設置してあるポールに干渉しないよう外輪差を考慮する必要もあり、適切なタイミングかつ適切な打角でハンドルを操作することが求められます。

　比較的難易度が高いコースであるため、クランクに対して苦手意識を持つ人も少なくないでしょう。

　そんななか話題となった投稿では、男性指導員がクランクをバックで走行。しかも、運転席からではなく助手席から運転操作がおこなわれ、指導員は左右のサイドミラーを確認しながら片手でハンドルを操作していきます。

　一切の無駄がない操作で、スムーズにクランクを抜けると、運転者は最後に親指で「グー！」と決めポーズ。

　安全が確保された教習所内だからこそできる動画で、教習指導員の技術の高さが光ります。

　この動画には、7万件以上のいいねに1000件以上のコメントが寄せられており、多くのユーザーの目にとまっていることがわかります。

　コメント欄では、「まじで運転がすごい！」「運転うますぎて、これは安心して乗れる」「うらやましいテクニック」など、運転技術の高さに驚きの声が多く見られます。

　一方で、それ以上に多く見られたのが「まって！ 指導員がイケメンすぎる！」「かっこいい…惚れる…」「これ1回で好きになる」など、運転を務める男性指導員への称賛の声です。

　なかには、「イケメンに指導されたい」として、阪神自動車学院に通いたいという人もいるほどで、運転技術やそもそもの動画の企画はもちろん、イケメン指導員もこの動画が人気を集めた理由のひとつとなっています。

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　なお、当該投稿のコメント欄では、教習所の教員へ実際に恋したことがあるという女性からのコメントも多数寄せられ、恋愛相談掲示板のような様子に。

　ユーザーがチームてぃっくとっかーずに対して、親しみやすい印象を持っていることがよくわかる投稿となっています。