国内初の量産型「EVごみ収集車」登場! 新型「eキャンター」ベースで新開発 神奈川県厚木市に導入
神奈川県厚木市に三菱ふそうトラック・バスの量産型電気小型トラック「eキャンター」をベースとしたEVごみ収集車1台が納車。これに伴い、2022年3月14日にお披露目式をおこなわれました。
神奈川県厚木市に量産型「EVごみ収集車」国内初導入!
三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、同社の量産型電気小型トラック「eキャンター」をベースとしたEVごみ収集車1台を神奈川県厚木市に納車。
これに伴い、2022年3月14日にお披露目式がおこなわれました。
このEVごみ収集車は、ごみ収集・運搬の際に二酸化炭素を含む排気ガスを一切排出せず、またモーター駆動により騒音が少なく住宅地での早朝の収集作業にも適しているといいます。
ベース車はMFTBCの電気小型トラック「eキャンター」で、量産型電気トラックによるごみ収集車は国内初の導入です。
採用されている電気駆動システムは、モーター(最大出力135kW、最大トルク390Nm)と、370ボルト・13.5kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載。
急速充電で最大約1.5時間、普通充電では最大約11時間の充電で、約100kmの航続距離を確保します。
充電は、厚木市環境センターの可燃ごみの焼却処理の熱を利用して発電された電力で賄われるといい、厚木市が目指す「循環型都市」を具現化。
架装部分は新明和工業が担当。今回のEVごみ収集車は、2021年5月10日に、MFTBC、厚木市、新明和工業が締結した『EVごみ収集車』に関する連携協定に基づき、実現しました。
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お披露目式で、MFTBC代表取締役会長の松永和夫氏は以下のようにコメントしています。
「ごみ収集車はルートが固定していること、1日の稼働距離が比較的短いことから、EVトラックの用途として非常に適しています。
今後このEVごみ収集車を使用し、3者協力の下、カーボンニュートラル社会実現のためのベースを構築していきたいと思います」
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