大型の六角形フロントグリルを装着

　トヨタのタイ法人は、新型「ヴェロズ」を2022年2月24日に現地で発表・発売しました。先行して、インドネシアでは2021年11月に発売されていたミニバンとなりますが、どんな特徴があるのでしょうか。

　ヴェロズは、同じくインドネシアを皮切りに投入されたトヨタ新型「アバンザ」、そしてダイハツ新型「セニア」と基本設計を共有するミニバンです。なお2022年2月時点で、タイ市場では新型ヴェロズのみが取り扱われる状況となっています。

　FFレイアウトの新プラットフォームを採用し、優れた空間効率を実現したほか、予防安全装備も含め最新のシステムが搭載されたことで、より快適かつ安全性の高いファミリーカーに進化しています。

　ボディサイズは全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mm、ホイールベースは2750mm。

　フロントフェイスは大型の六角形グリルが存在感を主張するほか、LEDヘッドライトも採用してシャープな顔つきが演出されました。

　また、新型ヴェロズはクロスオーバースタイルのデザインを採用。スキッドプレート調のパーツも採用され、SUV感も感じられるデザインとなっています。

　内装は、前から2＋3＋2の3列シート配置を採用したほか、多彩なシートアレンジを可能としたことで利便性を向上。Apple CarPlay、Android Auto、Bluetoothをサポートする9インチのディスプレイも装備されます（「プレミアム」グレードのみ）。

　搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒で、最高出力106馬力・最大トルク138Nmを発揮します。トランスミッションは全車CVTです。駆動方式はFFのみとなります。

　また、「プレミアム」グレードでは衝突被害軽減ブレーキやレーンデパーチャーアラートなど、各種予防安全装備が充実しています。

　タイ仕様の新型ヴェロズは、エントリーグレードの「スマート」と上級グレードの「プレミアム」の2仕様が展開され、価格は79万5000バーツから87万5000バーツ（約282万円から約310万円、1バーツ3.55円で計算）です。