現在NHKでは、朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」が放送されています。

　作中では、昭和から令和の3つの時代を岡山・大阪・京都を舞台に、3世代のヒロインの女性たちが紡いでいく100年ファミリーストーリーが描かれています。

　初代ヒロインには上白石萌音さん、2代目に深津絵里さんと続き、2022年2月10日からは3代目ヒロインとして川栄李奈さんが登場。

　舞台は1983年の京都となっていますが、SNSでは昭和の時代に見かけることのない、とあるクルマが走行しているシーンが話題となっています。

　3代目ヒロインが登場した、初回放送の主人公がテーマ曲に合わせて路面電車に揺られるシーンでは、路面電車が走る横を複数のクルマが通り過ぎています。

　そのなかに、トヨタ「プリウス」が走行しているシーンがあるといいます。

　プリウスは、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「THS（トヨタ・ハイブリッド・システム）」を搭載した、世界初の量産ハイブリッド車として1997年に登場しました。

　作中で路面電車の後ろを通り過ぎた現行の4代目プリウスは、2015年12月に発売。2016年、2017年は年間・年度ともに登録車のなかでもっとも販売台数が多くなったほか、2019年も年間では同台数順にて1位に。

　現在では発売当初の勢いはないものの、直近数か月の月間販売台数も3000台から4000台程度を維持するなど、多くのユーザーに支持されるトヨタを代表するモデルのひとつです。

　今回、プリウスが発売される前の1983年を描くシーンに登場していたことで、SNSでは多くの声が寄せられています。

「昭和の時代にハイブリッド技術が発達した歴史系SF？ 伏線かな」「CGにできなかったのか」「プリウスはカムカムのなかで1983年の車ってことか」「今のクルマばっかり走ってる、路面電車の外はパラレルワールドだ」など、さまざまな意見が。

　その一方で「こればっかりはしょうがないよね」「難しいよね、こういう撮影は」「カローラだと思おう！ カローラならこの時代いっぱい走ってるし！」「めちゃくちゃ低燃費でエコじゃん！」などとフォローするような反応も寄せられています。

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　このほか、「プリウスだけなくミライースもいるぞ」「ミライース3台続けて走ってるやん」「よく見たら最近のクラウンパトカーも」など、なかにはプリウス以外の車を見つけたユーザーもいるようです。