日産「アリア」の兄弟車! 仏アルピーヌが新型クロスオーバーEVの生産を発表
仏アルピーヌは2026年までに3台のEVを発表、さらに100%EVブランドにするとしています。今回、そのうちの1台、新型クロスオーバーEV「GT X-Over(GT Xオーバー)」の生産がフランスのディエップ工場で生産されることが発表されました。
アルピーヌも今後100%電動ブランドになる予定
フランスのスポーツカーブランド、アルピーヌは2022年1月28日、2025年までに発売する予定の新型電気自動車(EV)、「GT X-Over(GT Xオーバー)」の生産を、フランスにあるアルピーヌのDieppe(ディエップ)工場でおこなうと発表しました。
このモデルはフランス・ノルマンディ地方で製造される最初のEVになることになり、今回ルノー・グループのCEO、ルカ・デメオ氏とフランスの経済財務大臣であるブルーノ・ル・メール氏がディエップ工場を訪れ、アルピーヌブランドとその生産拠点の今後のプロジェクトを発表しました。
デメオCEOは、2021年1月にルノーの長期計画「Renaultion」を発表。その際にルノーの戦略および事業開発ディレクターだったローレント・ロッシ氏がアルピーヌのCEOに就任、それと同時に長期成長計画を発表しています。
それによると、アルピーヌは今後100%電動車ブランドに進化していくと書かれています。2026年までに以下の3モデルを追加していくといいます。
1:ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-BEV」プラットフォームに基づくピュアEVスポーツコンパクト(Bセグメント)
2:ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-EV」プラットフォームに基づくピュアEVスポーツクロスオーバー(Cセグメント)
3:ロータスと共同で開発する、アルピーヌA110に代わるピュアEVスポーツ
今回ディエップでの生産が発表されたGT Xオーバーは、このうちの「2」、CセグメントスポーツクロスオーバーEVのことです。日産主導で開発したEV用プラットフォーム、CMF-EVを採用しているということは、日産「アリア」の兄弟車、という立ち位置になります。
3車種ともまだその姿を表していませんが、「1」のBセグメントEVスポーツモデルは2021年にルノーが発表した「5(サンク)コンセプト」をベースにしたパフォーマンスハッチアバック、「3」のピュアEVスポーツは、アルピーヌ「A110」をベースとした新型EVと予想されます。
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また今回の発表に合わせて、ディエップ工場が「Manufacture Alpine Dieppe Jean Redele(マニファクチュール アルピーヌ ディエップ ジャン・レデレ」という名前に改名することも発表されました。
ジャン・レデレとはもともとラリードライバーで、ルノー車を改造してレースに参加し、モータースポーツ好きが昂じて1955年にアルピーヌを創設しました。
つまり今回、アルピーヌの創始者の名前が工場に名付けられたことになります。
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