ついに2022年中に日本導入決定!フィアット新型「500e」ってどんなクルマ?

ステランティスの各ブランドを日本で展開するFCAジャパンとグループPSAジャパンは2022年1月18日、昨2021年のステランティス7ブランド合計で過去最高の販売記録を達成したと発表しました。

 ステランティスのブランドを日本で展開するFCAジャパンとグループPSAジャパンは2022年1月18日、昨2021年のステランティス7ブランド合計で過去最高の販売記録を達成したと発表しました。

フィアット新型「500e」
フィアット新型「500e」

 アバルト、アルファ ロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、ジープ、プジョー各ブランドの2021年販売台数合計は、対前年比で10%増の4万4976台となり、史上最高を記録しました。7ブランド合計のマーケットシェアは17%を超え、輸入車の6台に1台はステランティス・ブランドのモデルとなったといいます。

 同日にオンライン開催された年頭記者会見において、FCAジャパンとグループPSAジャパンの代表取締役社長を兼務するポンタス・ヘグストロム氏は、2021年の振り返りともに2022年の展開について語りました。

 そのなかでの注目は、フィアット新型「500e」です。今回、2022年中に新型500e、および世界初のフルEVコンバーチブルとなる「500eカブリオ」を導入することが発表されました。

 500eは2020年に世界初公開されたモデルで、全グレードともフルEVとなったのが特徴です。

 欧州仕様には「ACTION」「PASSION」「ICON」というラインナップがあり、ACTIONは、70kW(約95ps)を発揮するモーターを搭載、0-100km/hは9.5秒、最高速度は135km/hに制限されるといいます。また23.8kWh容量のリチウムイオンバッテリーを搭載、WLTPモードで航続距離は180km以上というスペックです。

 PASSIONは、87kW(約118ps)のモーターを搭載、0-100km/h加速は9秒、最高速度は150km/h(リミッター)となります。バッテリー容量はACTIONよりも大きくなり、WLTCモード航続距離は320kmに増加するといいます。

 ICONは、新型500の最上級グレードで、バッテリー容量やモーター出力はPASSIONと同様ですが、インテリアには10.25インチのタッチスクリーンディスプレイを備えたり、ダッシュボードとステアリングホイールには、本革ではなくビーガン素材であるナチュラルウッド素材を使用したりと、最上級グレードにふさわしい内容となっています。

 どのグレードが日本市場に導入されるのかは未定です。

※ ※ ※

 ポンタス社長によると、2008年に日本導入された現行型フィアット「500」の人気は衰えることなく、2021年は導入13年目で過去最高となる4858台を販売したといいます。これは年間4000台以上を12年間継続したことになります。

 2021年はこの500が牽引したことにより、フィアットは対前年比プラス19%の6995台を販売、史上最高を記録しています。

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