FRスポーツカーで雪道はイケる? スバル新型「BRZ」でスノーボードに行ったらどうなった!?

FR(後輪駆動)のクルマは雪道が苦手だといわれているなか、FRスポーツカーのスバル新型「BRZ」を雪上で走らせてみました。

2代目へと進化したスバル「BRZ」の雪上でのポテンシャルは?

「FR(後輪駆動)のスポーツカーで雪道を走るなんて危なくないの?」そう思う人もいるでしょう。そういう筆者(くるまのニュース編集部KK)もその一人。

 現在所有するFRスポーツカーのスバル「BRZ」(初代前期型・2015年式)は冬でもスタッドレスタイヤを装着せず、雪が降ったときは一切乗らないという稼働体制を取っています。

FRスポーツカーのスバル新型「BRZ」で雪道を走ってみた
FRスポーツカーのスバル新型「BRZ」で雪道を走ってみた

 一方、趣味でスノーボードをするのですが、雪山へ行くときは家族が所有する「レガシィツーリングワゴン(5代目)」を使用するので、BRZで雪道を走ろうなんて考えたこともありませんでした。

 ところが、2021年7月に2代目となる新型BRZが登場。その新型BRZで雪道を走る映像をスバルが公開し、「ホントに走れるのか…?」と疑問に思ったのと同時に、「もし雪道がOKなのであれば、BRZでスノーボードに行けるのでは?」という期待も抱いたのです。

 この疑問を新型BRZの開発陣にぶつけてみたところ、「新型BRZは雪道でも四駆のように安定して走れます」と太鼓判を押されました。

 ということで今回、スタッドレスタイヤを履いた新型BRZを借りてスノーボードに行ってみようということになったのです。

 じつは、新型BRZの注文を入れているのですが、納車は2022年春ごろの予定。次の雪のシーズンに備え、ひと足先に新型BRZで雪上走行を体感してみました。

 新型BRZは内外装ともにもちろん最新デザインが採用されていますが、基本的には初代BRZからキープコンセプト。

 外観はひと目でBRZだとわかるスタイルを踏襲しており、内装もスイッチ類の意匠や配置などがあまり変わっていないことは、初代BRZオーナーからみても違和感がなく、馴染みやすいと感じました。

 新型BRZで進化した点として挙げられるのは、前方視界が良くなったことです。初代BRZはインパネ中央にエアコン吹き出し口が盛り上がるように設置されていますが、新型では中央がフラットになり、視界がスッキリしています。

 さらに、シートがより体になじむような形状に改良され、疲れにくい姿勢で運転できるようになったのもうれしいポイントです。

 また、寒い季節に重宝するシートヒーターが上級グレードの「S」に標準装備されるとともに、ヒーテッドドアミラーは全車標準装備。ドアミラーの凍結を解消してくれるなど、冬でも快適に走行できるアイテムが備わっています。

※ ※ ※

 ひとつ残念なのは、ステアリングヒーターがオプションでも設定されていないことです。

「フォレスター」などに設定されるステアリングヒーターは、スイッチを入れるとすぐステアリングが温かくなって便利なのですが、新型BRZでもステアリングヒーターがされることを期待したものの、これは実現しませんでした。

【画像】FRのスバル新型「BRZ」で雪道イケる? 荷物も積めて意外と実用的だった!?(31枚)

【注目!】 スバルは何が凄い? クルマ好き必見な情報を見る!

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

6件のコメント

  1. 「四駆を得意とするスバルだけに、FRの新型BRZでも安定して走れる」
    そんな理屈はどこから来るのか??

  2. 豪雪地帯と呼ばれる地域に住んでますが、四半世紀にわたってNAロードスターからRX-8と乗り継ぎ、毎週のように板を載せて近場のゲレンデに通っていましたが、路面さえしっかり読めば走れないなんてことはまあ無かったですね。確かにFFやAWDは楽ですが、それは専ら深雪からの脱出性や轍の乗り越え時であることが多いと思います。下り坂で止まれない・曲がれないと言うことに関しては駆動方式はあまり関係ないと感じますし、横滑り防止装置が付いていればFRでも凍結路でそれほど尻を振らなくなったように思います。
    地上高の低いスポーツカーで怖いのは亀になることだけですね。
    ちなみに、RRのTwingoも案外雪に強いです。

    • 発進時にスタックなんかしないのですか?それだけが嫌で四駆乗ってますが……

    • つばささん
      もちろん、AWDに比べれば駆動輪が限られるため弱いのは事実です。が、路面をしっかり読んで発進のことを考え停車位置を選べば(駆動輪を凹地に入れて止まらない、etc.)、大抵はなんとかなります。トラコンがあれば発進時の尻振りも極小ですし。
      ちょっと前まで雪国でもタクシーは大半がFRだったことを考えれば、「楽」ではないかもしれませんが、走れないことはないのですよ。低ミュー路でと低速でも車両特性が良く出て面白い部分もありますよ。

    • 凍結してる箇所を読める方ならFRでもFFでも並の雪道ならどうという事はない様で、
      意外と豪雪地域のクルマ好きにはFR乗りだという方には結構会った事あるよ。

      注意点としては言える事は
      主に一旦停止線付近などではタイヤの接地圧で溶け再凍結しフラットバーンになってる場合がある。
      フラットバーンの上で止めると滑らずに再発進するのは困難なので、
      出くわした場合は凍結してる手前で一旦停止し位置をずらし回避し
      緩やかなアクセル操作で(2速発進やATのスノーモードなどあれば利用するのも手)
      微妙なトラクションを上手く駆けて発進しスルーする事が出来れば何とかなります。
      予測外の天候悪化や読み違えて脱出不能になる心配はあるので
      降雪地域を走る際には
      もちろんタイヤチェーンは携行しておくに越したことありません。

      滑った際はFRは重量バランス良いので恐れず慌てなければ一番コントロールしやすくて楽しいくらいです。
      ドリフトの要領と同じ事で
      それを繊細に出来る技量さえ身に付ければ過度に恐れる必要も無いと思う。
      要は上手く運転する努力を惜しまなければ4WDだろうとなかろうと関係ない
      安全と言われてる車を選ぶより安全な運転を磨く努力が肝要だし、
      運転のみならずその車の特徴を学び理解して使いこなせるようになればより安心だというものでしょう、
      弘法は筆を選ばずという事
      自分がプロ級の腕前とまでは思いませんが、
      普段の運転でもおごらず安全に常日頃から研鑽すれば雪道でも恐れるに足らずと言えます。

  3. 雪の積もる地域でFR(S15)、FF(フィット)、AWD(レヴォーグ)と乗り継いだけどFFとFRは大して変わらんし曲げれるだけFRのがまだマシな気がする

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー