突然の雪でも慌てない! タイヤチェーンの種類と選び方とは
タイヤチェーン以外にもまだある!雪対策カーグッズ
タイヤチェーン以外にも、雪道を安全に走るためのグッズがあります。ここで、タイヤチェーン以外の雪対策カーグッズを4つ紹介します。
●スノーワイパー
同じワイパーを一年中使用しているという人は多いのではないでしょうか。冬の雪国ではスノーワイパーに交換するのが一般的です。見た目は同じような形状をしていますが、大きな違いはその性能です。
スノーワイパーは低温でも硬くならない素材のゴムを使用しているため、気温がマイナスでも通常と変わらない性能を発揮してくれます。また、ブレード部分全体がゴムで覆われているため、ノーマルワイパーのように雪が詰まることがありません。
価格はノーマルワイパーの3倍以上する場合が多いですが、雪国の人には必須のアイテムとなります。
●スノーブラシ
雪が降った場面で役立つのが、スノーブラシです。フロントガラスがワイパーで掃ける程度の降雪であっても、屋根に積もった雪が停車時に一気にフロントガラスに滑ってくる場合があります。大量の湿った雪がワイパーの上に落ちてしまうと、ワイパーがほとんど作動せず走行ができなくなってしまいます。
そうした事態を防ぐため、走行前にスノーブラシで屋根の雪を落とすことが必要となってきます。クルマ専用のものはボディーを傷つけにくい素材が使われているので安心して使用できますし、スクレーパー兼用となっているスノーブラシもあるためフロントガラスの凍結時にも役立ちます。
●ウォッシャー液
暖房で暖められたフロントガラスは、熱で溶けた雪がすぐに氷に変わり、凍結してしまことがよくあります。そんな時に役立つのがウォッシャー液です。
原液の状態では気温マイナス30度でも凍ることがないため、凍結したフロントガラスの氷を溶かすことができます。一度凍結したガラスはスノーワイパーでも掃くことができないため、ウォッシャー液の使用が必須となります。
●消毒用アルコール
一見、雪と無関係に思える消毒用アルコールですが、じつは驚くほどの除雪効果があります。
使い方は非常に簡単で、水とアルコールを1:2の割合で混ぜ、それをスプレーボトルに入れて吹きかければ良いだけです。凍結したフロントガラスの霜が取れ、その後に凍る心配もありません。理由は、アルコールの凝固点にあります。水が凍る温度は0度ですが、アルコール(エタノール)の凝固点は−114度であり、先述の通り薄めていてもマイナス30度ほどまで耐えられるとされています。
消毒用アルコールの原液は1000円ほど、スプレーボトルは100円ショップで購入可能なため、安く調達できるのもうれしいポイントです。
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雪道での走行は、タイヤが滑らなければ良いというものではなく、フロントガラスのケアなどさまざまな角度からの対策が必要となります。
今回紹介したグッズを活用して雪道を安全に走行できるように備えましょう。
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