スゴい速そうな新型セダン「ET5」世界初公開! グリルレス&クーペルックで「打倒テスラ!」 NIOは2025年に日本上陸か
新型セダン「ET5」はどんなモデル? 2025年までにNIOは日本上陸?
今回のNIO DAY 2021でもっとも注目された発表が、新型ET5の発表です。
ET5はET7に次ぐ2番目のセダンモデルで、全長4790mm×全幅1960mm×全高1499mmのCセグメントセダンとなりテスラ「モデル3」が競合となります。
綺麗な一本の線を描くヘッドライト、シャープなリップスポイラー、そしてサメのように上部が突出した「シャークノーズ」をモチーフとしたフロントデザインは引き締まったスポーティ感を演出します。
リアもダックテール風のリアスポイラーや、ブレードをイメージしたリアディフューザーなど、細部までこだわった斬新なデザインが印象的です。
ET5には新しい高効率のスマート電気駆動システムを搭載し、最高出力480ps、最大トルク700N・mを誇り、EV航続距離(CLTC)は1000kmです。
また、8つのドライブモード(エコ/コンフォート/スポーツ/スポーツ+/スノー/サンド/ウェット/カスタム)を選択可能なうえ、スポーツ+では0-100km/h加速4.3秒を実現するなど、高いパフォーマンスを持っています。
センサー技術にも注目です。ルーフ前方には小さな「こぶ」が3つありますが、これには「超遠距離高精度LiDAR」センサーを内蔵しています。
ほかに、800万画素カメラ×7、ソニー製300万画素サラウンドビューカメラ ×4、ミリ波レーダー×5、超音波センサー×12、高精度測位ユニット×2、V2X(車路協同感知)、そしてADMS(アドバンスド・ドライバー・モニタリング・システム)、合計33個の高性能センサーを搭載しています。
衝突安全にも妥協はありません。NHTSA(米国運輸省道路安全交通局)が定める横転時の安全性能は5つ星の基準値である1.45-1.6を超える1.7の点数を達成。
ユーロNCAP(欧州)やC-NCAP(中国)などの自動車アセスメントでも5つ星を達成できる性能を有しているようです。

NIO DAY 2021では今後の海外展開についても明らかになっています。
2021年にNIOはノルウェーに上陸し、2022年中にはドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークへの進出を予定しています。
さらにそれら欧州の国々に加えて、25か国以上の市場にて2025年までに上陸する計画を世界地図で示す東方法で発表しました。
ヨーロッパ諸国に加え、アメリカ合衆国もその地図には描かれていますが、そこには日本も含まれているように見えます。
そのことから2025年までに日本上陸をおこなうことを示唆していると解釈して良いでしょう。
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「テスラキラー」としても名高いNIO。今後はミニバンやより小型なSUVを投入するという情報もあります。
日本にもそう遠くない将来に上陸する可能性もあり、NIOの展開には目が離せません。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。
































