20年ぶり復活! ダイハツ新型軽「アトレー」はなぜ4ナンバー化? 車中泊も対応した独自個性とは?
ダイハツは、2021年12月20日にフルモデルチェンジした新型「アトレー」と新型「ハイゼットカーゴ」を発売しました。アトレーは全車4ナンバーで登場しましたが、なぜ乗用仕様を廃止したのでしょうか。
「ワゴン」が取れた!? 4ナンバー化の訳は?
ダイハツは、軽商用車の新型「アトレー」と新型「ハイゼットカーゴ」を2021年12月20日に発売しました。ハイゼットカーゴをベースとするアトレーは、従来軽乗用車として展開されていましたが、今回のフルモデルチェンジで4ナンバー化。ハイゼットカーゴと同じ軽商用車になっています。
なぜ、ダイハツは新型アトレーを軽商用車として投入したのでしょうか。
新型アトレーは、今回のフルモデルチェンジで6代目モデルに進化。
5代目アトレーでは、商用仕様がなく、全車乗用仕様(アトレーワゴン)として販売されていましたが、今回一転して乗用仕様がなくなり、全車商用仕様として登場しました。アトレーの商用仕様が復活するのは、およそ20年ぶりとなります。
4ナンバー化した背景について、ダイハツ 製品企画部 エグゼクティブチーフエンジニアの松本隆之氏は次のように説明します。
「アトレーを軽商用車化した理由としては、ファミリー層のお客さまが(軽スーパーハイトワゴンの)「タント」に移行していったということが挙げられます。
乗用仕様をアトレーに設定した頃は、家族で乗るというお客さまの要望が多かったのですが、タントの登場でアトレーの役割が変化してきたと考えています。
レジャーなどの際に広い荷室にたくさん荷物を積むという使い方を想定して、4ナンバー化に踏み切っています」
ダイハツの調査によると、軽キャブワゴン・軽乗用バンのユーザー層について2009年はシングルが15%、子育て世代が41%、子離れシニア世代が44%だったのに対し、2020年はシングルが12%、子育て世代が32%、子離れシニア世代が60%と、構成比率が大きく変化してきているといいます。
また軽キャブワゴン・軽乗用バンのおもな使用用途として「レジャー」と回答した人の割合は、2013年が28%であったのに対して2017年には35%と、増加傾向にあるということです。
新しいニーズに対応するため、ダイハツは新型アトレーで容量1275リッターという広い荷室を用意。さらに最大積載量は350kgを確保するなど、レジャー用品などの重い荷物も積載可能としています。
そして後席を倒した際の荷室スペースは、車中泊での快適性にも配慮されフラットな空間となっているほか、テーブル固定可能なデッキサイドトリムやマルチフックなども用意。ユーザーの発想次第で、より便利に使える空間を実現しています。
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新型アトレーの価格は、156万2000円から182万6000円です。アトレーとして初設定の「アトレーデッキバン」は191万4000円から206万8000円、「アトレースローパー」は206万円から220万円に設定されます(消費税込、アトレースローパーのみ消費税非課税)。
アトレワゴン RS
●セカンドシート側の「スライドガラス」と天井の「サービスホール」、断熱材豪華仕様
現在、アトレーワゴン(2003)を改造して車中泊使用にしています。あと数年で乗り換え予定。
今回のRSに90%魅力を感じています。10%はセカンドシート脇の窓が上下にスライドしないことです。換気ファンが取付不可だからです。また、
現在150w太陽光パネルを車の天井に張り付けているのですが、出荷時から、室内にコードを引き込む「サービスホール」を天井又は側面にほしいです。
また、断熱材をふんだんに使用した上級選択肢希望です。夏の室内が大変なのです。5万円位アップOKです。(10万円ではちょっとキツイです。)