走行中、急に「前が見えない!怖い!」 雪乗せ車による「雪爆弾」が危ない! 寒冷地域の一部では規定あり
積雪地域では、1日で多くの雪が積もることがありますが、ルーフに雪を載せたまま走行しているクルマを見かけることがあります。そのような状態での走行は大丈夫なのでしょうか。
ルーフに雪を載せたまま走る危険性とは
毎年雪の降る季節になると、積雪地域では多くの雪が見られ、クルマのルーフにも多くの雪が積もっていることがあります。
通常は、ルーフの雪を落としてから走行する人が多いですが、一方でルーフに雪を載せたまま走行するクルマを見かけます。そのような状態で走行するのは問題ないのでしょうか。
これについて、NEXCO東日本の広報担当者は以下のように説明しています。
「ルーフに雪が積もったまま走行されると雪が塊となって落下する場合もあり、後続車両に大変危険です。
またクルマの上に雪を高く積もらせたまま走行すると、高速道路を走行中に落下して後続車が乗り上げる恐れがあります。
事故につながることもあるため、走行前には必ず屋根の雪を落としていただくようお願いします。
弊社では、『STOP!雪まきちらしドライブ』と題して、ポスターなどで皆さまへの啓発をおこなっています」
ルーフに雪を載せたままの走行は、予期せぬタイミングで路面に雪が落ち、後続車のフロントガラスにぶつかって視界が妨げられたりなど、思わぬ事故になりかねません。
寒冷地域などでは規定を設けているところがあり、長野県では長野県道路交通法施行細則の第14条の3にて以下のように定められています。
「自動車の車体及び積荷等の積雪が走行時に飛散し、または落下することにより、交通に危険を及ぼし、または及ぼすおそれのある状態で自動車を運転しないこと」
ルーフに雪が積もった際には、クルマを動かす前に雪を落とす「雪下ろし」という作業をおこないましょう。
雪下ろしをする際には、移動に差し支えないように、前や後ろではなくクルマの横に雪を下ろすのが一般的です。
作業の際には、金属製のスコップなどで雪を落とすとクルマのボディが傷ついてしまうため、プラスチック製のものや除雪専用の「スノーブラシ」を用いるのが良いでしょう。
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ルーフに雪を載せたクルマについて、ふとした瞬間に塊の雪が路面に落とされることから一部では「雪爆弾」と表現されています。
SNSでは「カーブなどで雪爆弾落ちるよ!」「前のクルマから雪爆弾くらった、、」「前のクルマから雪爆弾落とされた、、まるでマリオカート、、」といった声が多く見られています。
特に高速道路はスピードが出ている場合が多いため、ルーフに雪を載せたままの走行は危険といえます。
「多少の雪なら大丈夫」などと安易に考えず、積雪した際にはきれいに雪を落としてからクルマを走行するようにしましょう。
車の屋根雪がブレーキや下り坂で前に滑り落ちて(雪崩を起こして)挙動不審になっているのを良く見ますね。少しの手間なのに面倒臭がるので自業自得でしょう。ちなみにワンボックスカーならボンネットがないのでそのまんま前に落ちますね。30cm程度なら全く影響は有りません。そのまま走行できます。セダンや商用のライトバンなんかはボンネットが長いうえに引っかかる部分が大きいのでどうしようも出来ないようですね。特に跨線橋などの橋の上で自爆した車なんかは前は見えないし、駐停車出来ないわで蛇行運転とノロノロ運転で良い迷惑です。