「1日最大600円のはずが…」年末年始のコインパーキングは要注意! 特別料金で予想以上の金額も 2つの注意点とは
コインパーキングの料金は、曜日や時間、イベント時などさまざまな要因により変わります。年末年始は特に注意が必要ですが、どのように気を付ければ良いでしょうか。
駐車料金はさまざまな要因で変わる
「1時間200円と書いてあったのに、実際はイベント時の特別料金として高い金額が請求された」
「『1日最大600円』の駐車場に4日間駐車したら6000円請求された。看板には24時間を過ぎると通常料金が加算される旨が小さく書いてあった」
このようなコインパーキングの利用料金をめぐるトラブルが後を絶ちません。とくに年末年始は通常時と料金体系が異なること場合があるため、注意が必要です。
コインパーキングは一般的に、「1時間○円」「1日最大○円」などと入口の看板に料金が書かれています。
しかし、利用する曜日や時間、回数、場所などにより条件がつく場合があり、小さく書かれている場合もあり、予想以上の値段が請求されるケースがあります。
しかし業界団体の日本パーキングビジネス協会(JPB)も事態を静観しているわけではありません。
このようなトラブルや利用者の不利益を防ぐため、2014年には「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」を策定しています。
このガイドラインでは、年末年始や土曜がどちらに該当するのか分かりづらい「平日・休日」といった表現や、具体的な時間を示さない「昼間・夜間」「1日」といった表記、1回限りであるにもかかわらず明記しないことなどを、避けるべきNG事例として挙げています。
そして通常料金や最大料金、曜日、時間、特定料金、繰り返し有無、問い合わせ先、駐車場名、会社名(ブランド名)の9項目を看板に記載する必須項目として定めています。
さらに文字の大きさや駐車券紛失時の対応、利用規約の表示方法なども指針・目安としてですが、示しています。
国民生活情報センターも、コインパーキングを利用する際のチェックポイントとして、次の2点を挙げています。
・最大料金が適用されるか、通常料金が適用されるか
・土日祝日、イベントなどの特別料金が設定されていないか
また、「最大料金」が適用される場合は、次の点も確認をするよう呼び掛けています。
・時間、スペース、曜日などの条件はあるか
・適用回数などに上限はあるか(1日限り、1回限り、○時間以降は通常料金が加算されますなどの記載が無いか)
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利用料金は、曜日や時間、年末年始やイベント開催時など、さまざまな要因によって変わってきます。
同センターは「可能な範囲で入庫前に看板などに記載してある条件を確認しましょう」と注意を促すとともに、「トラブルにあった場合には、看板などの表示を写真で記録し、最寄りの消費生活センターなどにご相談ください」と呼び掛けています。
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