独創的デザインで「日本のタクシー」確立目指す トヨタ
トヨタが「次世代タクシー」の概要を発表。独創的なデザインなど、新たな「日本のタクシー」の確立を目指しているといいます。
新開発のLPGハイブリッドを搭載
2015年10月26日(月)、トヨタは2017年度内に発売予定の次世代タクシーについて、概要を発表しました。
この次世代タクシーでトヨタは、“日本の街の風景を変える”ことを念頭に置き、「おもてなしの心」を反映した内外装デザインを採用。環境負荷の低減と超高齢化などの社会変化にも対応する、新たな「日本のタクシー」の確立を目指しているといいます。
具体的には、2013年の「東京モーターショー」に同社が出展した「JPN TAXI Concept」と同様の、ひと目でタクシーとわかる独創的で親しみのあるデザインを採用。低床化・大開口スライドドアによる優れた乗降性と、車椅子乗車を考慮した広い室内空間、さらには街中での取り回しの良さも兼ね備えた、乗客からドライバーにまで「みんなにやさしい」タクシー車両を目指しているとのこと。
またパワートレーンには、タクシーの走行パターンに適した環境性能と高い経済性を持つ、新開発のLPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)ハイブリッドシステムを搭載。さらにタクシーとしての使用環境を考慮し、高い耐久性能を獲得すべく開発に取り組んでいるといいます。
この次世代タクシーは、2017年度内に全国のトヨタ店、トヨペット店を通じて販売される予定です。また、10月30日(金)から一般公開が行なわれる「第44回東京モーターショー2015」では、映像で同車が紹介されます。
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提供:乗りものニュース
Writer: 大西紀江(ライター/編集者)
静岡・伊豆出身のライター、編集者。乗りものオタクの総本山ともいうべき某出版社の編集を経て、フリーランスに。以来、自動車を中心に模型から時計まで、幅広く執筆&編集を手掛ける。象の調教師の免許あり。