「GT-Rよ、サヨナラ」 2021年シーズンで参戦終了へ 歴代最多の優勝誇るGT500仕様車とは
日産とニスモは、GT500仕様の「GT-R」は、2021年シーズンでSUPER GTシリーズ GT500クラスの参戦を終了することを発表しました。
GT500車、2021年シーズンで参戦終了へ
日産とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(以下:ニスモ)は、2021年11月17日にSUPER GTシリーズ GT500クラスの参戦車両を2022年シーズンより変更することを発表しました。
GT500仕様の日産「GT-R」は、ニスモが設計・開発をおこない、2008年にレースへの参戦を開始しました。
デビューシーズンには、9戦7勝を挙げ、14シーズンで通算41回の優勝を飾っています。
これは、GT500クラスに参戦した車両の中で、歴代最多となる優勝記録です。(※2021年11月17日現在 公式戦のみ)
今までの参戦シーズンは14シーズン、参戦レースは113戦で、 ポールポジションは36回の記録を残しています。
このほか、ドライバーチャンピオンには2008年、2011年、2012年、2014年、2015年の5回、チームチャンピオンには、2011年、2012年、2014年、2015年の4回を獲得。
さらに表彰台独占は、2014年の第3戦オートポリス、2021年第3戦鈴鹿の2回獲得しています。
R35型のNISSAN GT-RをベースとしたGT500仕様車での参戦は、2021年11月28日に富士スピードウェイで開催される2021年シーズン最終戦をもって終了します。
今後、2022年シーズンの参戦車両は、後日発表される予定です。
一方で、一部では2021年8月に世界初公開された新型「フェアレディZ」が2022年シーズンから投入されるのではないかといわれています。
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今回の変更については、SUPER GTシリーズ GT500クラスの参戦車両のみが対象となります。
GT300クラスに参戦しているFIA GT3仕様のNISSAN GT-R NISMO GT3については、2022年以降も車両、部品の供給及び技術サポートを継続して実施していく予定で、また市販モデルの「GT-R」は、今後も生産、販売が継続されます。
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