「値上がりは止まった」? ガソリンが10週連続価格上昇! それなのに「安堵の声」が聞こえる訳

2021年11月10日、日本エネルギー経済研究所石油情報センターが、最新のガソリン価格を公表しました。直近ではどのような傾向になっているのでしょうか。

ついにガソリン価格高騰がストップか?

 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは2021年11月10日、最新のガソリン価格を公表しました。ガソリンの価格高騰が著しい昨今、最新の傾向はどのようになっているのでしょうか。

2021年11月8日時点では10週連続の値上がりとなるガソリン価格だが、なぜ沖縄県は安いのか?
2021年11月8日時点では10週連続の値上がりとなるガソリン価格だが、なぜ沖縄県は安いのか?

 ガソリンの価格は、販売店が最終決定をおこなうため、地域やスタンドによって価格が異なります。

 しかし、最近ではどの地域を見ても全国的に価格が高騰している状況で、レギュラーガソリンが170円を超える事例も多く見られました。

 SNSを見ると、ユーザーからは「数か月前の水準にガソリン価格が戻ってほしい」「出かけるだけでお金が飛んでいく」といった声も見られます。

 本土はもちろんですが、とくに離島では輸送費などがかさむため、本土に比べてさらに値が張る地域も多く見られます。

 そんななか、11月10日に日本エネルギー経済研究所石油情報センターは最新版のガソリン価格を公表しました。

 これは全国のガソリンスタンドのレギュラーガソリンの現金小売価格を示したもので、11月8日時点では169円でした。

 前回、11月4日に公表された前回の価格は168.7円となり、そこから0.3円の上昇となっています。

 これまで9週にわたって、週に約2円から3円ほどの値上がりを続けてきたことを考えると、上昇幅が減少して横ばい傾向になったといえるでしょう。

 日本エネルギー経済研究所石油情報センターの担当者も、最新のガソリン価格について「これまでガソリン価格は高騰してきましたが、一旦上昇はストップしたかたちになります。全国的にも価格は横ばいです」と説明します。

※ ※ ※

 最近のガソリン価格高騰の背景には、新型コロナウイルス蔓延によるガソリン需要の増減や株価変動、各地の天候の影響など、多くの要因が挙げられます。

 今回の結果に安堵するユーザーは多いかもしれませんが、今後高止まりで推移すると見られる要因もあり、ガソリン価格の変動に今後も注目が集まります。

 国内においては新型コロナウイルスの感染拡大が収束の傾向を見せていることで、価格低減を期待する人も多いようです。

【画像】燃費に良いエアコン温度は? 画像で見る燃費改善方法(24枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー