LUUPが「飲酒運転対策」を実施! スマホの「反応テスト」で飲酒を”判断”!? でも本当は「利用者のモラル」にも問題? 新たな「安全対策」の全貌とは?

特定小型原動機付自転車のシェアサービスを展開する「LUUP」が飲酒運転撲滅のため、新たな取り組みを開始しました。ここでは電動モビリティについて造詣の深い近藤スパ太郎さんが解説します。

「アルコールチェッカー」と「反応テスト」の2段構え

こんにちは! 最新モビリティに興味津々の私、近藤スパ太郎です。特に電動モビリティは多種多様な乗り物が登場していますよね。

100%電気で走る特定原付(特定小型原動機付自転車)は、ライドシェアの車両だけでなく、個人所有の車両も都内では頻繁に見かけるようになってきました。

 ボクも時々ライドシェアを利用していますが、特定原付は最高速度が20km/hのため電動ママチャリに抜かされてしまうこともしばしば……。それでも漕がなくて良い快適さと、「自転車を除く」の表示があれば一方通行でも逆進入が可能なため、目的地まで最短ルートを走れるなど、とても利便性が高いです。

 ですが一方で、一部の利用者が交通ルールを守らない事も問題にもなっていますよね。車両を借りる為には、ライドシェア各社のアプリ内で「交通ルールテスト」を受け、合格者のみが借りられるシステムなんですけどね……。

 アプリダウンロード数が500万を超え、全国20都道府県66市区町村(2026年1月時データ)で電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアサービスを展開する株式会社Luupは、「悪質な違反者は許さない!」と、各種の対策に取り組んでいます。

 例えば、車両に搭載したGPSを活用して「走行禁止場所の走行」や「逆走」など検知した場合には、オペレーターが利用者に直接問い合わせる「LUDAS」というシステムを導入しています。違反が悪質と判断された場合はアカウントの停止処置をしています。

 独自の「交通違反点数制度」を導入して違反点数を加算し、一定の点数に達するとアカウントを一定期間凍結する対策もしています。 飲酒運転やひき逃げ、当て逃げなどの重大な違反者には、即時無期限の凍結をしています。

 飲酒運転は、特定原付だけでなく自転車でも「赤切符」の対象となり、罰金刑や懲役刑が科せられれば「前科」が付きます。 道路交通法では特定原付も自転車も、酒酔い運転は5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金、酒気帯び運転は3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金です。

 また最近では自転車運転中の飲酒であっても、自動車運転免許の停止処分を受ける人がとても増えているそうで、 警視庁の職員曰く、昨年の1月~9月期だけでも全国で約1000人が免停処分になっているそうです。

 1日に1万件の利用がある渋谷区内にて「Shibuya Safe Ride Project」の第一弾として「飲酒運転は犯罪です」のキャンペーンが開始されました
1日に1万件の利用がある渋谷区内にて「Shibuya Safe Ride Project」の第一弾として「飲酒運転は犯罪です」のキャンペーンが開始されました

 LUUPは飲酒運転をさせない取り組みとして、不特定のLUUPの駐輪ポートで、夜間帯の乗車前にアルコール検査を実施しています。勿論、アルコールが検出された場合は乗車は出来ません。取材をした12月のこの日は渋谷の繁華街のポートでしたが、ボクが取材中は全員がアルコール無反応でした。ですがボクが帰った後の遅い時間になると、アルコールが検出された人もいたそうです。

 そしてもう一つの取り組みが、特定の繁華街エリアから借りるユーザーを対象に、LUUPアプリを開くと「反応テスト」の導入が始まりました。

 ボクもやってみました。 おぉ~、なるほど! 視覚から入る情報を的確に判断して操作できるのかが試されます。これ、集中力も必要ですね。

 基準を満たさないと再テストになり、再テストも規定回数に達すると「今夜は利用できません」の表示になります。 飲酒していない場合でも、ライド開始前に飲酒していないことを誓約した上で、貸出画面に進みます。

 この「反応テスト」は適宜改良され、導入エリアを拡大していくそうです。

 これらアプリの開発やアルコール検査の実施には予算が掛かりますが、それでもLUUPは悪質な利用者は徹底的に排除していく方針です。 また他にも、利用者の安全教育やヘルメット着用の啓発活動なども実施検証中で、効果がある対策は全国に展開していく方針を打ち出しています。

 運営側がどんなに対策をしても、罰則を与えても、ようは利用者自身がモラルを守れるのかどうか、ですよね。ライドシェアに限らず、これだけ問題になっているのに、クルマの飲酒運転で事故をしたニュースが後を絶ちません。

 今、ドライバーやライダーのマナーやモラルが、色々な場面で問われているような気がします。

【画像】「ええぇぇ?」 これがLUUPの「反応テスト」です! 画像で見る

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Writer: 近藤スパ太郎

タレント/プロデューサー。 中型免許、大型二輪免許、小型船舶2級・特殊免許を持つ乗り物好き。ハーレーでアメリカのルート66を全走破し、ロシアンラリー二輪部門出場やチベットチョモランマツーリングなど芸能界きってのバイク好き。
堺正章氏の付き人時代には、ベントレー8やターボ、マセラティ・クアトロ・ポルテ、グランド・ワゴニアなどを仕事で運転していた経歴もある。芸名はクルマ・バイク好きとして知られていた故・伊丹十三監督に、映画「スーパーの女」に出演した時に命名された。
環境番組のパーソナリティを担当して以来、電動モビリティや、環境に配慮した次世代技術に興味津々。俳優・MC・リポーターのほかWebメディアSPANGSSの運営や、制作・芸能プロダクションSPANCHOOSの代表も務める。

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