なぜ何回も停止する? トラックやバスで見かける「多段階一時停止」の意味とは
出会い頭の事故は非常に多く発生している
警察は念入りな一時停止として、多段階一時停止を求めるなど、危険性が高い出会い頭の交通事故。
内閣府が公表している「令和2年中の道路交通事故の概況」によると、2020年の交通事故発生件数は全体で30万9178件となっており、そのうち死亡事故は2784件発生しています。
死亡事故数全体の12.4%にあたる346件は、出会い頭の事故が要因となっており、これは、正面衝突や歩行者横断中に次いで多い割合です。
また、出会い頭の事故は、自転車が関係しているケースも多く見られます。
自転車関連の事故に目を向けると、警察庁が公表するデータでは、2016年から2020年までの死亡・重症事故数は4万2200件で、そのうち77%にあたる3万2349件が対自動車事故です。
さらに、そのうちの55%である1万7937件は「出会い頭衝突」となっており、これは自転車関連の死亡・重症事故で1番大きい割合を占めています。
前述したように、自転車も一時停止を守る義務があるうえに、クルマやバイク同様に、急に止まることは困難な乗り物となっています。
交差点付近では、いつでも止まれるように慎重に進行するとともに、安全確認も怠らないようにしましょう。
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自車側の道路に一時停止が定められていない交差点では、とくに気がゆるみ、一時停止がある場合に比べ、安全確認を意識しない人も多いかもしれません。
一時停止がある場合はもちろん、一時停止がない場合でも、左右の安全確認をしっかりとおこない、不安があるときは多段階一時停止をおこないながら通行しましょう。
また、多段階一時停止をおこなう際は、後方のクルマに、複数回止まる意思が伝わるよう、ゆっくり進みながら優しくブレーキを踏むようにこころがけると良いでしょう。
急ブレーキを踏むことで、後方のクルマが追突してしまう恐れもあるので、後方へのそうした配慮も忘れないことが重要です。
交差点で”見えなきゃ止まる”のはいたって普通の話。
壁に隠れて見えないのに一旦停止で一回止まって終わりというのはバカだろう。
まだワンボックスみたいな車ならまだしも、ノーズがあれば見えるとこまで行けばノーズが交差点に進入するいきなり進入したら出会い頭の事故になるから、少しずつノーズを見せて進入すれば最終的に”多段階一時停止”になるだろう。