新顔採用! アウディ新型「A8」が欧州発表! 幅拡大の新グリル装備で登場
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、ドイツ本社にて「Audi A8」のフェイスリフトを行ったことを発表しました。今後ヨーロッパ市場で販売が予定されていますが、一体どのように変化したのでしょうか。
フェイスリフトされた新しい「Audi A8」
独アウディは、フラッグシップセダン「A8」のフェイスリフトをおこない、2021年11月2日(現地時間)に発表しました。
では、具体的にどういった部分に変化があったのでしょうか。
A8は、「V8」の後継モデルとして1994年に初代モデルが登場。
2017年には第4世代モデルが欧州で登場。エクステリアやインテリアなどが一新されています。
今回、フェイスリフトされたA8のボディサイズは、全長5190mm×全幅1950mm×全高1470mm、ホイールベースは3000mmとなっており、ボディの寸法の変更は最小限に留められています。
ボディにはアウディスペースフレームが採用されており、ボディの58%はアルミニウムコンポーネントで構成されています。
エクステリアデザインでは、今回のフェイスリフトでシングルフレームグリルのベースさらに幅広くなり、サイズが拡大されたクロームアングルが下方から上方へ伸びてグリルを創出しており、ダイナミックな印象を与えます。
サイドビューをみると、ルーフはフラットなラインを描きボディ全体の長さが強調されてい
る一方で、ホイールアーチがワイドになっているためアウディの4WDのダイナミックさが演出されています。
リヤエンドには、ワイドなクロームラインやデジタルOLEDテクノロジーが採用され、カスタマイズ可能なテールライト、横幅いっぱいに広がるセグメント化されたライトストリップとなっています。
バンパーディフューザーインサートは、繊細なアクセントとなり、水平バーとともにデザインが見直されています。
今回の改良では、ライトに新しいテクノロジーが用いられ、ヘッドライトには走行中の車線をより明るく照らす「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」、リヤライトには2m以内に別のクルマが近づいてくると自動で点灯する仕組みが搭載された「OLEDリヤライト」が装備されています。
また、A8としては初の「S lineエクステリアパッケージ」が提供され、フロントのダイナミックさや独自のブレードが追加されたことでフロンビューが強化されるなど、標準仕様との差別化が図られています。
さらに、今回の一部改良で新色にメタリックディストリクトグリーン、ウルトラブルーなど11色のカラーが用意され、さらに5つのマットカラーを選択することも可能となりました。「アウディエクスクルーシブプログラム」を利用することでユーザーが好みのカラーを自由に選択することも可能です。
A8のインテリアデザインは、水平基調のデザインが基本とされており、落ち着いた上質な空間となっています。
今回の改良で、シートの素材に標準でバレッタレザーが採用され、快適なシートが用意されており、特にリヤシートは数多くのオプションが利用可能となっています。
また、アウディのディスプレイシステムである、「MMIタッチレスポンス」は、2つのディスプレイ(10.1インチ/8.6インチ)と日常会話に対応したボイスコントロールで行い、「Hey Audi!!」と発話することでボイスコントロールを開始することができます。
このほか、リヤシート専用のディスプレイや、約40のドライバーアシスタンスシステムの利用が可能となっています。
パワーユニットには、3リッターの排気量を備えたV型6気筒エンジンの3.0TDIや3.0TFSI、4リッターV型8気筒エンジンの4.0TFSIなど、計5種類(高性能モデルのS8含む)がラインナップされています。
フェイスリフトした新型A8の今後の販売について、日本市場での登場時期は未定となっていますが、ヨーロッパ市場では12月より基本価格9万9500ユーロ(日本価格で約1300万円)で販売が開始されるようです。
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なお、独アウディは、フェイスリフトした中国市場向けのトップバージョン「A8 L Horch」の情報も公開しました。
全長5450mmのロングボディが採用されたこのモデルには、各所にクロームメッキが施され、大型パノラマルーフやリラクゼーションシートが標準装備されている、ラグジュアリーさがより強調されたモデルとなっています。
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