世界初公開のトヨタ新型「アイゴクロス」はSUVらしさ強調で登場!? 限定「カルダモン」も刺激的?
トヨタ新型「アイゴクロス」が欧州で世界初公開されました。GA-Bプラットフォームを採用した最小モデルといいますが、どんなクルマなのでしょうか。
欧州で発表された新型「アイゴクロス」 どんなクルマ?
トヨタの欧州法人は、2021年11月5日にTNGAプラットフォーム「GA-B」を採用したAセグメントモデル「アイゴクロス」を世界初公開しました。2022年に欧州で販売開始される予定といいます。
日本でも販売されるトヨタ「ヤリス」などと同じGA-Bプラットフォームを用いるモデルといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。
GA-Bプラットフォームは、トヨタのクルマづくりの設計思想「TNGA」に基づくプラットフォームのひとつで、2019年10月16日に世界初公開されたグローバルでは4代目となるヤリスで初採用されました。
その後コンパクトSUV「ヤリスクロス」や、ハイブリッド専用車の2代目「アクア」でも採用されています。
一方の新型アイゴクロスは、トヨタが2005年から2世代にわたって販売してきた「アイゴ」がフルモデルチェンジして登場するモデルとなります。
クロスオーバーSUVタイプのボディで、サイズは全長3700mm×全幅1740mm×全高1510mm。コンパクトなボディサイズを維持しながら、広々とした車内空間と、セグメントトップレベルの荷室容量231リットルを実現。
最低地上高は現行アイゴから11mm増加し、悪路走破性向上にも貢献。SUVらしさが演出されています。
またオープン・エアを楽しめるキャンバストップ仕様をオプション設定。トヨタの欧州法人によるとAセグメントのクロスオーバーモデルでは初だといいます。
搭載されるエンジンは1リッター3気筒エンジンで、最高出力72馬力を発揮。トランスミッションはCVTもしくは5速MTが組み合わされます。
クロスオーバーSUVに刷新された新型アイゴクロスの登場を記念して、トヨタの欧州法人は限定車「カルダモン」を設定することも発表しています。
カルダモンは、マットなみかん色(スペイン語では「マンダリーナ」)のアクセントを内装に散りばめたほか、外装や18インチアルミホイールにもみかん色のアクセントを随所に採用。
公開された車両では、低彩度な黄緑系「カルダモン」色のボディとアクセントカラーのみかん色の対比が特徴的な仕様となっています。
限定車「カルダモン」は、新型ヤリスクロスの欧州発売後、半年間設定される予定です。
2021年時点でGA-Bプラットフォーム採用車として最小モデルとなる新型アイゴクロス。いまのところ海外専売車となる見込みですが、日本のユーザーからも注目される存在になっています。
それではここでクイズです。
トヨタの子会社であるダイハツには、前述した「TNGA」のダイハツ版といえる、A/Bセグメントモデルから軽自動車まで対応した新しいクルマ作りの設計思想が存在します。
その略称として正しいものは、次のうちどれでしょうか。
【1】HEARTECT
【2】DNGA
【3】SGP
※ ※ ※
正解は【2】の「DNGA」です。
DNGAは「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」の略で、軽自動車のダイハツ4代目「タント」から展開され始めたほか、コンパクトSUV「ロッキー」やOEMのトヨタ「ライズ」に採用。
東南アジアには現地生産・販売されるロッキー・ライズも存在するなど、海外展開も進められています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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