駐車場の「発券機」なぜ取りづらい? 高さは何基準で決まる? 1番適した車種とは
クルマを有料駐車場にとめる際、入り口に設置された発券機から駐車券を受け取って入庫するのが一般的です。しかし、どの車種で行っても発券口が取りづらい高さにあるように感じます。では、発券口の高さはどのようにして決まっているのでしょうか。
駐車場の発券機は「ドライバーが操作しやすいように」がポイント
商業施設の駐車場やゲート式のコインパーキングなど、あらゆる場所で見られる駐車券の発券機(精算機含む)。
ドライバーは、駐車場の入り口に設置された発券機から、駐車券を受け取って入庫するのが一般的ですが、車種によっては取りづらい高さのものもあります。
では、発券口の高さはどのようにして決まっているのでしょうか。
駐車券は、クルマが駐車場を利用することを表しているもので、クルマ1台につき、駐車券が1枚発行されます。
施設での用事を終えて帰る際には、駐車券を出口付近にある精算機に入れて、駐車料金の支払いをおこなうことで駐車場から出ることができます。
もしくは、クルマに乗り込む前に「事前精算機」で、事前に駐車料金の支払いを済ませてしまうことができる施設もあります。
こうした事前精算を導入している施設では、駐車場の出口では精算機に駐車券を入れる必要のないことが多く、最近では、事前精算の有無とクルマのナンバーを照合し、自動でゲートの開閉をおこなえるところもあります。
また、商業施設のなかには、施設利用者にサービスとして駐車料金を無料にしたり、デパートなどでは、買い物額に応じて駐車料金を割り引いたりしていることもあります。
いずれの場合にしても、駐車料金の発生する商業施設やゲート式のコインパーキングでは、支払いに際して駐車券が必要になるといえます。
一方、駐車場の出入り口で、駐車券の受け取りや挿入をおこなう際に、座面が低くて発券口に手が届かなくて困ったり、座面が高いクルマでは、逆に発券口が下すぎたりして、駐車券が取りにくいと感じたこともあるかもしれません。
では、発券口の高さは、どのような基準で設計されているのでしょうか。
発券機や精算機の開発・製造および管理をおこなう国内のメーカー担当者は、発券口の高さについて、次のように説明しています。
「発券口は、およそ1mの高さとなっています。
精算機については、駐車券の挿入口に加え、紙幣の投入口、小銭を受け渡すトレーなども作られており、それらの高さは必ずしも一定ではありませんが、おおむね1m前後になるようにしています。
また、高さの基準としてはドライバーの扱いやすさを考慮しています」
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現在では一般的な、駐車場の発券機や精算機ですが、国土交通省では「あらゆるゲートのスムーズな通過」に向けた取り組みとして、発券機や精算機のETC化を検討しています。
2005年には、実際に新宿・名古屋・大阪の地域で試験的に導入がおこなわれ、利用した9割のユーザーが「継続的な導入を望んでいる」というアンケート結果が出ています。
ETCは現在一般的なシステムのひとつともなっており、今後、駐車場の精算がETC化していく可能性も考えられます。
発券口(差込口)の高さだけが問題なのではない。発券口(差込口)が発券機の筐体表面より奥まっている場合や、右ハンドルの場合、左折して入構し、すぐに発券機がある場合などは、高さが合っていても手が届かないことが多い。特に、ドアが厚く、俗にいう「肩幅の広い車」はさらに不利。発券口を突き出す構造などを検討してほしい。
発券所よりも金を払うところの方が気になる。
SUVだと駐車券の位置が低くても少し手を伸ばして取るだけだから別に構わないが、紙幣を入れる場所とかコインの投入口、お釣りの出るところが低すぎて使いにくい。
あまり高いのは問題外だが、ちょっと低いよりは、少々なら高めの方が使いやすいと思うけどな。
紙が固くて痛い。しかもすぐ無くす。