初公開されたレクサス新型「LX」 ライバルとなるドイツ・プレミアムSUVとは
ドイツ・プレミアムSUVには高性能バージョンも用意される
BMWのフラッグシップSUVは、「X7」です。
日本では2019年6月より販売が開始されています。こちらもメルセデス・ベンツGLSと同様、3列シートのモノコックボディのSUVです。
搭載するエンジンは2種。最高出力340馬力の3リッター直列6気筒ディーゼルターボと、最高出力530馬力の4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジン。どちらも8速ATが組み合わされており、もちろんすべてxDrive(4WD)。4リッターV型8気筒モデルは高性能バージョンのM仕様「X7 M50i」に搭載されています。
X7の車両価格は、1114万円から1623万円です。
最後に紹介するのは、アウディのフラッグシップSUV「Q8」です。
Q8は、2019年7月より日本で販売が開始された、新たなアウディのフラグシップSUVとなります。
特徴は、クーペスタイルのSUVであること。ブリスターフェンダーがあって、これまでのフラッグシップであった「Q7」よりも、さらに低く、幅広く、スポーティな佇まいとなっています。シートは2列で乗員は5名。通常モデルは最高出力340馬力の3リッターV型6気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、高性能版のRS Q8には最高出力600馬力の4リッターV型8気筒ツインターボを搭載します。
価格は1010万円から。RS Q8は1869万円となります。
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そんなライバルたちに対して、レクサスLXはどのような特徴を持っているのでしょうか。
まず、一番の大きな違いはボディ構造です。レクサスLXのボディ構造は強靭なラダーフレーム方式。そういう意味ではライバルたちと比較すると、オフロードでの走行性能は、レクサスLXがもっとも優れているのではないでしょうか。
また、レクサスLXと同じくライバルの多くも3列シートの7人乗りを基本としますが、レクサスLXには2列シートの4人仕様が用意されているのも特徴でしょう。
そして、レクサスLXのパワートレインは最高出力415馬力の3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと10速ATの組み合わせとなります。
一方、ライバルたちは、AMGやMシリーズ、RSシリーズなどの高性能バージョンを用意しており、その最高出力は500馬力から600馬力を誇ります。スポーツ性能や高速道路でのパワー勝負となると、ライバルが勝ることになるでしょう。
ちなみにレクサスLX には、最新の音声認識機能が追加されています。これは「ハイ、レクサス!」などの起動ワードを発話することで、スイッチ操作やオーディオ操作を可能とするもの。クルマと会話するような自然な発話での操作も可能とします。
こうした機能はメルセデス・ベンツやBMWなどもすでに採用していますが、新世代のレクサスLXも同レベルの機能が与えられています。
最後にレクサスLXとライバルたちとの最大の違いは、やはり信頼性の高さではないでしょうか。レクサスLXのベースとなっているランドクルーザーは、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」と世界が認めるクルマです。
非常に優れた信頼性・耐久性・悪路走破性を備えています。そうしたランドクルーザーが何十年もかけて築いてきた評価こそが、レクサスLXのライバルとの最大の違いであり、最大のアドバンテージに違いありません。
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