三菱 新型SUV「アウトランダーPHEV」発表! 9年ぶり刷新で新世代PHEVシステム搭載 12月発売へ

より長距離のEV走行を可能とした新PHEVシステムを搭載

 新型アウトランダーPHEVでは、電動車としての魅力をいっそう高めるためにPHEVコンポーネントを刷新。

三菱 新型「アウトランダー」PHEVモデル
三菱 新型「アウトランダー」PHEVモデル

 フロント及びリアモーター、駆動用バッテリーの出力は約40%高められ、アクセルを強く踏み込むシーンでも極力エンジンを始動せずにEV走行の維持を可能としています。

 また駆動用バッテリーは総電力量を20kWhに大容量化。EV走行換算距離を87キロ(WLTCモード、Mグレードの数値)とすることで、エアコンなどを使用した場合でも十分な航続距離を確保。

 さらにガソリンタンク容量を増大させ、EV走行とハイブリッド走行を組み合わせた総合航続可能距離も大幅に拡大しました。

 フロントモーターのパワードライブユニットに昇圧機能を新採用。供給電圧を高めることで強力な駆動力を発揮し、同時にジェネレーターの発電効率も高めることで電費の低減にも貢献します。

 またリアモーターとコントロールユニットを一体化することで、サードシート設置に必要なフロアスペースを確保。7人乗りのシートレイアウトを実現するとともに、ユニットの搭載位置をキャビン外側としたことで高い静粛性も実現しています。

 アクセルペダルだけの操作で加減速することができるイノベーティブペダル オペレーションモードを新たに設定。

 減速時にブレーキペダルに踏み替える必要がなく、アクセルペダル操作だけで適切な制動力がかかるため、ステアリング操作に集中でき、雪道などの滑りやすい路面などでの安心感を高めています。

 車両運動統合制御システムとしてツインモーター4WDをベースとしたS-AWCに、新たに後輪側にもブレーキAYC機能を追加。これにより前後輪の駆動力を路面状態や運転状況に応じて最適に配分しながら、左右輪のブレーキ制御によるトルクベクタリングも前後輪でおこなうことが可能となりました。

 ドライブモードとして、路面状況や運転スタイルに応じて選択できる7つのモードを設定。

 舗装路での通常走行に最適な「ノーマル」を基本とし、乾燥舗装路でキビキビと加速するアクセルレスポンスと高い旋回性を発揮する「ターマック」、未舗装路や濡れた舗装路での操縦性と走破性をバランスさせた「グラベル」、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させる「スノー」、泥濘路や深雪路で車速に応じてタイヤのスリップ率を最適化することで高い走破性を実現する「マッド」といった路面状況に応じたモードを設定。

 また運転スタイルに合わせたモードとして力強い加速が必要な場合の「パワー」、環境に優しく経済的な「エコ」も設定しています。

 新開発のプラットフォームと高剛性な衝突安全強化ボディ「RISE」によって、高次元の安全性と操縦安定性を実現。

 フロントボディ剛性とねじり剛性を大幅に高め、操縦安定性の向上に大きく貢献したほか、従来の鋼板強度を超えるホットスタンプ式超高張力鋼板(1470MPa)をキャビン回りに採用しました(三菱初)。

 また衝突リスクを複数のセンサーで事前に検知し、安全なドライビングをサポートする最新の運転支援機能「eAssist」の採用により、事故の危険を最小限に抑え安全・安心を提供します。

 進化した高速道路同一車線運転支援機能「MI-PILOT」を搭載。「レーダークルーズコントロールシステム」と「レーンキープアシスト」を統合したこの制御は、車間距離と車線中央をキープしながら走行することで運転をサポートします。

 また、速度標識を認識し設定速度を自動で切り替えるほか、ナビリンク機能による地図情報を活用した、高速道路のカーブや分岐などで適切な車速に自動で調整。

 渋滞時でも停車後約30秒以内の自動発進を実現するなど、高速道路の長距離走行や渋滞時の疲労を低減します。

 安全・安心で快適なドライブをサポートする「三菱コネクト」を採用。万が一の際のSOSコールや、駆動用バッテリーの走行可能距離の確認、充電時刻の設定や充電し忘れ通報、そして車両を駐車した位置をスマートフォンアプリの地図に表示させて自車位置の確認などができます。

 車両の運転状況の通知を受け取ることで、家族や友人などの運転管理をおこなうことを可能とする機能も採用しました。

 新型アウトランダーPHEVの価格(消費税込)は462万1100円から532万700円です。10月28日より先行注文の受付が開始され、発売は12月を予定しています。

※ ※ ※

 新型アウトランダーPHEVは、三菱が国内で発売する新型車としては、軽自動車を含めると「eKクロススペース/eKスペース」(2020年3月発売)以来およそ1年9か月ぶり、登録車に限ると「エクリプスクロス」(2018年3月発売)以来およそ3年9か月ぶりとなります。

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1件のコメント

  1. スタイルの好みは人それぞれだから評価はさておき、アウトランダーPHEVの美点は、荷室がフラットになること、バックドアが比較的立っているいることだ。
    結構な雨の中でもバックドアを上げても荷室に降り込まないし、跳ね上げたバックドアが屋根の代わりをしてくれる。旧型はそのため再度ビューがボテッとした感じがあったが新型は旨く処理している。
    旧型も斜め後方視界は結構確保されていて運転が楽だった。
    それと荷室床と荷室の開口部下端に段差が旧型もないから、荷室から乗り降りしやすい。車中泊は便利だった。荷室で座って着替えができたのも重宝した。ヒートポンプ式の暖房システムにようやくなったので、より長距離が楽な車になって買い換え候補の筆頭。 アリアにも目がいくけどちょっと狭い。もう一回り大きなモデルまで待つかも。

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