高速道路「トラックカルガモ走行」導入は秒読み!? 大型トラックとの付き合い方も変えるワケ
高速道路での渋滞緩和にも効果的なカルガモ走行
では、もう少し視野を広げてトラック物流という視点から、乗用車とトラックとの関係について紹介します。
第二期SIPでは、自動運転プロジェクトとは別に「スマート物流」プロジェクトがあります。
そこで掲げているのが「物流クライシス(危機)」という衝撃的な表現です。
「日本が抱える物流課題」として、トラックドライバーなど物流関連事業での人出不足、ネット通販の急激な発展などに起因するニーズの多様化、また物流産業での独特の商慣習という3点を挙げています。
そのうえで、もっとも重要なことは物流や商流の全体像を業界全体で把握できるデータ基盤の構築です。
これが実現できれば、例えばトラック大手各社が共同配送することで、荷室を常に有効に活用できて、結果的に走行するトラックの台数を抑制し、各社がコストメリットを得ることも可能かもしれません。
トラックの絶対数が減ったうえで、さらに前述のような電子連結でのカルガモ走行が併用できれば、高速道路での渋滞緩和にも役立つと考えされます。
そのほか、NEXCO東日本など道路事業者も将来構想として、サービスエリアやパーキングエリアでトラック荷台の変換といった物流変革を検討しています。
また、自動車メーカーの動きとしては、トラックメーカーや商用車メーカーでは、トヨタが中核となって、いすゞ・日野・スズキ・ダイハツの5社がコマーシャル・ジャパン・プロジェクト(CJP)が発足し、自動運転やコネクテッドサービスでの連携を進めることになっています。
むろん、物流での人手不足が課題といっても、既存のトラックドライバーが職を失うようなトラック事業者の経営の判断に結びつくことになってはいけないと思います。
職種や職域の転換などを含めて、トラック物流業界全体として持続的に成長するために最新技術を上手く活用した業界変革が望まれます。
大型トラックと一緒に高速道路を利用する乗用車や商用車のユーザーにとっては、高速道路移動時の快適性のみならず、社会全体で「人とモノの流れ」が最適化されるという考え方を、より多くの人が認識することが大事なのではないでしょうか。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。
仮にこの車列の真横から合流することになったら、一体どうしたら良いんでしょうかね?
100メートル程度は隙間がほぼ無い状態なので、むりやり何処かにねじ込むしかありません。
危険極まりないです。
この隊列で休憩や休息はどうなるのだ?
一台でも停めるのに苦労するのにw
SA PAの拡大、増設…運送業に対する高速24h割引。
色々と検討して貰えないかな??
政府のお偉いさん、夜中の高速走ってくれよ?
無人走行とかやめろぃ!俺たち飯食えなくなるじゃねえか
前、無人走行テストとか書いてるバスが40キロ制限の道路を70キロは位は出てる速度で駆け抜けてったな………
乗用車、バイクの無理な割り込みほ無くならない。切り離されて停車されても迷惑。大型トラックの追い越しも無くならない。逆に渋滞作るだけ。要らない無駄な技術。もっと考えたら良くするとこあるんじゃない?
一般道からの出入りは、どーするの?高速道路に専用施設が必要になるのでは?鉄道輸送と同じ様に思う
やれるものなら、是非やって欲しいけど本当に出来るのか?
完全自動運転だって本来ならもう実用化一歩手前まで来てないといけない筈だけど。
とてもムズカシイよね。