カエル顔のパワフルEV ジェネシス「GV60」世界初公開! 2022年に北米で発売

韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)のプレミアムブランドであるGenesis(ジェネシス)は2021年9月30日、ブランド初の電気自動車(EV)「GV60」を世界初公開しました。

全長4.5mのコンパクトSUVタイプEV

 韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)のプレミアムブランドであるGenesis(ジェネシス)は2021年9月30日、ブランド初の電気自動車(EV)「GV60」をデジタルで世界初公開しました。

ジェネシスブランド初のEV、新型「GV60」
ジェネシスブランド初のEV、新型「GV60」

 GV60は全長4515mm×全幅1890mm×全高1580mm、ホイールベースは2900mmというCセグメントSUVタイプのEVです。

 E-GMP(エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットフォーム)と呼ばれる専用のEVプラットフォームをベースにしたモデルで、電動化に向けたブランドの方向性を示しているといいます。

 パワートレインは3種類が用意され、320kW(約435馬力)・605Nmを発生するAWDのパフォーマンスモデルと、168kW(約228馬力)・350Nmを発生する後輪駆動のベースモデル、および234kW(約318馬力)・605NmのAWDベースモデルがあります。

 バッテリー容量はすべて77.4kWhで、標準の後輪駆動モデルは1回の充電で最大走行距離が451kmとなっています。

 パフォーマンスモデルは前輪と後輪にそれぞれ160kWモーターを搭載、1充電走行距離は368kmで、ステアリングホイール上のブーストボタンを押すと10秒間のみ360kW(約490馬力)・700Nmにブーストされ、0-100km/h加速はわずか4.0秒というパフォーマンスを発揮します。

 外観は、EV専用のデザインが特徴的です。ボンネットとフェンダーを組み合わせたシングルパネル「クラムシェルフード」を初めて採用し、パーツ間のラインをなくすことで洗練された印象を与えています。またデジタルサイドミラーを採用、さらにドアハンドルは格納され、ドライバーが近づくと自動的にポップアップします。

 インテリアはセンターコンソールにある「クリスタル・スフィア」が特徴的です。球の形をしたシフトバイワイヤで、車両の電源が入ると球体が回転してシフトバイワイヤとして機能、電源を切ると未来的な雰囲気の照明となります。

 クリスタル・スフィアのほかにもホーンカバーやドアハンドル、サイドミラーコントローラーに円形のディテールを適用することで、インテリアデザインの統一性を図っています。

 GV60は2022年に北米で発売される予定です。ジェネシスブランドのグローバルヘッドであるジェイ・チャン氏は、「GV60は、パワフルな走行性能と、お客様と感情的に結びつくさまざまな主要機能を備えた、高級電気自動車の新しい基準となるでしょう」とコメントしています。

※ ※ ※

 ジェネシスは2015年に誕生した、ヒュンダイのプレミアムブランドです。トヨタでいうレクサス、ホンダでいうアキュラ、日産でいうインフィニティなどと同じような位置づけとなります。

 2016年に北米に進出、2019年のJ.D.パワー社による米国自動車初期品質調査では、ブランド別で1位(2020年は5位)に躍進。2020年には、それまでレクサスの定位置だった米国自動車耐久品質調査でも1位に輝き、レクサスは2位でした。

 ジェネシスはアメリカ上陸から、わずか3年で一定の評価を得ることに成功しました。そして、2021年には欧州にも進出しています。

【画像】ジェネシス初のEV!「GV60」を画像でチェック(13枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー