1200万円超え!? なぜドノーマルなトヨタ「スープラ」が高額に? 限定830台の特別モデルとは
トヨタが1993年から2002年まで販売していた「スープラ(A80型)」。最近では、オークションにて高値で取引されていますが、新たにドノーマルなスープラが1200万円超えで落札されました。
ドノーマルなスープラが1200万円超え!? なぜ?
近年、カーオークションのなかで注目されるのが、1980年代から1990年代の日本製スポーツカーです。
代表的なものとして、トヨタ「スープラ」、日産「スカイラインGT-R」、「フェアレディZ」などが挙げられます。
そうしたなかで、2021年9月に米国ヒューストンで開催されたオークションにて、状態の良い1993年式のスープラ(A80)が11万ドル(日本円換算で約1220万円/手数料含む)で落札されました。
このスープラが落札されたのは、米国の「バレット・ジャクソン」という2021年で50年の歴史あるカーオークションです。
近年では、前述の日本車人気を表す「JDM(Japanese Domestic Market)」や映画「ワイルド・スピード」の影響もあり、日本のスポーツカーが高値で取引される傾向にあります。
2021年6月に開催されたバレット・ジャクソンでは、ワイルド・スピードの劇中車(正確には予備車両)が、55万ドル(約6000万円/手数料含む)で落札され大きな話題となりました。
また、2019年1月にもバレット・ジャクソンにて、現行型となるスープラ(A90)の「生産ライン1号車」が210万ドル(約2億3100万円/手数料含む)で落札されています。
このように、さまざまなスープラがバレット・ジャクソンにて落札されているなかで、劇中車や生産ライン1号車には届かないものの、またしてもスープラが高額落札されました。
そのスープラは、1993年式のA80型です。
バレット・ジャクソンの出品情報によると、当時プレミアエディションとして発売されたわずか830台のうちの1台で、実走行距離は1万6435kmだといいます。
パワートレインは、3リッター直列6気筒ツインターボエンジンと4速オートマチックトランスミッションを搭載。
エクステリアは、タルガトップ仕様となり、美しく磨かれたブラックカラーが特徴的で、塗装にはウェットサンディングとポリッシュが施されています。
インテリアは、ブラックとタンのレザーインテリアで仕上げられており、インパネやドアパネルなど経年劣化などは見られません。
また、センターコンソールのシフトレバー付近にはプレミアエディションの証となるプレートが装着されているようです。
参考までに日本の中古車市場において、同じ1993年式および同等走行距離で検索するといくつか見つかりますが、ほとんどはエアロパーツや社外品パーツが装着されています。
唯一、ほぼノーマル状態(ホイールは変更)が見つかりましたが3万9000kmで1000万円ほどとこちらも高額です。
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約28年前のスープラですが、現在でもさまざまなファンに愛されており、時折状態の良い個体がオークションに出品されます。
スープラは、今以上に価格の高騰が予想されることもあり、今後の動向からも目が離せません。
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