あなたは正しく理解している? 赤・黄の「点滅信号」の意味 一時停止するのはどっち?
間違えないで! 赤色点滅は「一時停止」、黄色点滅は「注意して進行」! ドライバーのなかには赤色点滅でもそのまま走り去る人もいるようです。
赤色と黄色の点滅信号は何が違う?
クルマで道路を走行している際、赤色や黄色の点滅信号を見かけることがあります。
見慣れない人にとっては、どのような意味があるのかすぐに思い出せないかもしれません。どういった意味合いがあるのでしょうか。
2021年4月6日、富山県高岡市で赤色の点滅信号を無視したクルマと、黄色の点滅信号で徐行せずに走行していたクルマが交差点内で出合い頭に衝突する事故が発生。双方ともそれぞれの点滅信号におけるルールを守らなかったために起きたといえます。
道路交通法施行令第2条によると、赤色の点滅信号において歩行者は「ほかの交通に注意して進行することができること」、車両は「停止位置において一時停止しなければならないこと」と記載されています。
一方、黄色の点滅信号において、歩行者及び車両は「ほかの交通に注意して進行することができること」と記載されており、安全確認をしたうえで必要に応じて停止、徐行しながら走行することになります。
なお、点滅信号を無視した場合「信号無視(点滅)違反」となり、違反点数2点、反則金7000円(普通車)となります。
従来の「信号無視(赤色等)違反」では、違反点数2点、反則金9000円(普通車)と金額が異なります。
点滅信号について、警察署の交通課担当者は以下のように話します。
「赤色の点滅信号は、一時停止をする必要があります。
仮に信号無視をしてしまった場合は、通常の信号無視と同じ違反の対象に該当するので必ず一時停止するようにしてください。
黄色い点滅信号は、ほかの歩行者や車両に注意しながら走行することを促すものですので、周囲に第三者がいる場合は徐行して安全を確認してください」
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SNSでも「赤い点滅信号の交差点で止まらず、警察に捕まった」という投稿も見受けられるため、正しく理解できていないドライバーが少なからず存在します。
そのため、点滅信号のある交差点などを走行する際は、いつも以上に周囲の安全を確認することが自分を守るうえで大切なことだといえます。