トヨタ新型「ランクル300」登場で再注目 英国生まれのライバル車とは

2021年8月にフルモデルチェンジを果たして300シリーズに進化したトヨタ新型「ランドクルーザー」。道なき道をゆくオフロード4WDとして、世界中で愛され続けてきたシリーズですが、そんなランドクルーザーのライバルとなるモデルがランドローバー「ディフェンダー」です。どんなクルマなのか、あらためて見ていきます。

14年ぶりにフルモデルチェンジして登場した新型ランクル

 2021年8月2日、トヨタから新型「ランドクルーザー(300シリーズ)」が発売されました。フルモデルチェンジからもうすぐか2か月ですが、大人気となり納車まですでに数年待ちともいわれています。

トヨタ新型「ランドクルーザー」(300系)の走り
トヨタ新型「ランドクルーザー」(300系)の走り

 ランドクルーザーは、現在のトヨタのラインナップでもっとも古いモデル。トヨタにとって特別なモデルです。今回は、「ランドクルーザー」と、同等の長い歴史を持つランドローバー「ディフェンダー」の歴史を振り返ってみたいと思います。

 ランドクルーザーの歴史は、1951年に登場した初代「ランドクルーザー(BJシリーズ)」に始まります。

 初代モデルは、朝鮮戦争勃発中の米軍および警察予備隊(現在の陸上自衛隊)からの発注から生まれたジープ型のトラックでした。とはいえ、初代「ランドクルーザー」は軍に正式採用されることはなく、民生用として国内だけでなく世界中に輸出されるようになります。

 日本だけでなく、世界各地で販売されるようになったランドクルーザーは、トヨタならではの高い信頼性・耐久性、そして優れた悪路走破性から、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として、また「生活を支える相棒」として、高い信頼を得ることに成功します。

 さらには、BJシリーズ直系のヘビーデューティ系(70系)だけでなく、居住性の高いステーションワゴン(最新の300シリーズ)、広範囲の用途をカバーするライドデューティ(現在のランドクルーザープラド)といった3つのシリーズを揃え、より幅広いニーズに応えるようになりました。

 その結果、誕生から約70年をかけて世界150の国と地域で、累計約1060万台以上を販売。現在でも年間30万台規模を売るベストセラーカーとなっています。

 そんなランドクルーザーの最新モデルの300シリーズは、伝統の高い信頼性・耐久性・悪路走破性に、最新技術を融合させることで、「世界中のどんな道でも疲れない」という快適性をプラスしたことが特徴です。ダカールラリーへの参戦で得られた知見を反映する、スポーティなグレード「GR SPORT」の追加もトピックとなります。

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