トヨタ新型「ランクル300」登場で再注目 英国生まれのライバル車とは

ライバルのランドローバー「ディフェンダー」も2019年に新世代に

 日本が世界に誇るオフローダーがランドクルーザーですが、それと同等の歴史と名声を備えるのがイギリスの「ランドローバー」です。

 第二次世界大戦後に誕生した乗用車メーカーであるローバー社は、1948年に4WDモデルのランドローバーを発表します。

 アメリカのジープを発想の元としたジープ型のトラックであったことは、日本のランドクルーザーと同様です。そんなランドローバーはイギリス軍にも正式採用され、「悪路走破性の高いタフなクルマ」としての名声を獲得。シリーズ1、シリーズ2、シリーズ3と進化を続けます。

ランドローバー「ディフェンダー90」の走り
ランドローバー「ディフェンダー90」の走り

 その一方で、ローバー社は1970年に新規モデルとして「レンジローバー」を発表します。レンジローバーは、実用性の高い4WDモデルでありながら、高級車にもなるという新たなジャンルを切り拓いてゆきました。

 また、そのレンジローバー以外にも「ディスカバリー」などの新型車が登場したため、1948年より生産・進化してきた旧来のランドローバーは、他モデルと区別する必要性から新たに「ディフェンダー」の名前が与えられます。高級さや日常ユースを重視するランドローバーの他モデルに対して、ディフェンダーはタフなヘビーデューティ路線を担うことになったのです。

 そして、2019年に新世代のディフェンダーが発表されます。

 このモデルは、伝統の優れた走破性とタフさに、今日的な高い利便性や高品位なインテリアを融合させ、日常ユースにも耐えられるクルマとなりました。また、スタイリングの良さも新型ディフェンダーの大きな魅力でしょう。

 日本で発売されるのは、3ドアの「ディフェンダー90」(499万円から739万円)、5ドアの「ディフェンダー110」(589万円から812万円)の2タイプ。

 ボディサイズは、3ドアで全長4510mm×全幅1995mm×全高1970mm、5ドアで全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mm。エンジンは、どちらも最高出力300馬力の直列4気筒ガソリンターボを搭載しています。

 新型ランドクルーザーのボディサイズは、全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mm。搭載するエンジンは最高出力415馬力の3.5リッターV型6気筒のガソリンターボと、最高出力309馬力の3.3リッターV型6気筒ディーゼルターボの2種。価格は510万円から800万円となります。

 2台を比べてみれば、サイズや価格帯はだいたい同じようなものになります。新型ランドクルーザーのほうがエンジンはパワフル。一方、新型ディフェンダーは、ブランドイメージとデザインに関しては上と感じる人が多いのではないでしょうか。

 どちらも世界中の厳しい環境でも愛される2台。新型モデルになってもこれまでの良きライバル関係は続いていきます。

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