白黒パトカーに青い回転灯を載せた車両は一体ナニ? 通称「青パト」の正体とは
回転灯には黄・緑・紫もある!?
回転灯の種類としては、ほかにも「黄色」「緑色」「紫色」があります。そしてその色によって意味合いが違ってきます。
黄色の回転灯は、おもに国土交通省やNEXCO各社などが所有する、道路の維持・修繕や道路標示の設置に使用される車両用です。

ハイウェイパトロールカーや清掃車(ロードスイーパー)、除雪車などがありますが、ハイウェイパトロールカーは赤い回転灯とサイレンも搭載。
交通事故が発生した場合は現地にいち早く到着する必要性があるため赤い回転灯の点灯とサイレンを鳴らして緊急車両として緊急走行をするケースもあります。
緑色の回転灯は、原則的に大型の運搬車両を示すもので、幅3mを超えるようなトレーラー、または全長16.5mを超えるトレーラーをけん引するトラクター用。2017年からは誘導車にも搭載が可能になりました。
ただし法的な設置義務はなく、むしろ許可制に近い扱いとなっています。
紫色の回転灯は現在ではあまり馴染みがありませんが、クルマの故障などで停車せざるを得ないクルマの存在を後続車に知らせるために使用するものです。
車載される三角停止表示板と同一の意味を持っており、この紫色のみ申請や許可も不要で一般車両でも使用できますが、それも緊急停止時のみとなっています。
※ ※ ※
一般車を運転するうえで、回転灯を使用する機会は滅多にないかもしれませんが、色の違いによる意味を把握しておくことで走行中に見かけた瞬間に状況を把握しやすくなるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。






















