突然クルマが壊れた! 高速道路上で「助け呼ぶ」方法は? どう安全を確保する?
高速道路などで故障して停車した場合、どのように救援依頼をすればいいのでしょうか。
レッカー到着まではどう過ごす? 安全のためにユーザーがとるべき行動は?
クルマを運転していると、タイヤのパンクやエンジンの不調など、突然故障して走行できなくなってしまう可能性もゼロではありません。
では、高速道路上(自動車専用道含む)で故障などにより停車する場合、レッカーの到着までどのように待機したら良いのでしょうか。
高速道路上でクルマに不具合や異常を感じたら、まずハザードランプを点灯させ、周囲の安全を確認しながら路肩に移動しましょう。
狭い道路や橋の上など、路肩に停車できるスペースがない場合は可能な限り自走し、ほかのクルマの交通をできるだけ妨げない場所を選んで停車させるのが最善策のひとつです。
クルマを安全な場所に停車できたら、発炎筒や三角表示板といった「停止表示器材」をクルマの50mほど後方に設置し、ほかのクルマに対して、前方に停車している車両があることをアピールします。
発炎筒は、助手席の足元に設置されていることが多く、使用する際には本体をひねりながら抜き、発火する部分を「すり薬」で擦ることで発火するので、道路に設置します。なお、発炎筒には有効期限があり、有効期限が切れていると車検に通らないことがあります。
高速道路で三角表示板を使用しなかった場合には「故障車両表示義務違反」として普通車及び二輪車では違反点数1点、反則金6000円が科せられます。
三角表示板を設置できたら、乗員はガードレールの外かつ停止した車両の後方へ避難し、追突された際に巻き込まれないように退避しましょう。
救援依頼は、携帯電話で「#9910(通話料無料)」または高速道路の各所に設置される「非常電話」を利用することもできます。
非常電話は高速道路の路肩に1km間隔、トンネル内では200m間隔で設置されており、受話器をとるだけで管制センターと話すことが可能となっています。
もし、会話が困難な場合でも、受話器をとった段階で電話をかけている場所が管制センターに伝わり、必要に応じて救急や消防、交通管理隊が出動する仕組みとなっています。
全国でロードサービスを展開するJAFは緊急時の連絡について、ホームページ上で次のように呼びかけています。
「緊急時はできるだけ安全な場所に停車し、お客様自身も車外の安全な場所に避難してからお電話をおかけください。
とくに、高速道路上は非常に危険であるため、決してご自身で作業せずJAFの到着をお待ちください」
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クルマが突然故障してしまうと、運転者自身も驚いて混乱してしまうことがあるかもしれませんが、落ち着いて、まずは周囲の安全確認などをしっかりとおこないましょう。
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