199万円からのトヨタ新型「カローラクロス」発売! 179万からの「ヤリスクロス」と何が違う?
カローラシリーズ初となるSUVのトヨタ「カローラクロス」が2021年9月14日に発売されました。トヨタには似たパッケージのSUVとして「ヤリスクロス」がラインナップされますが、どのような違いがあるのでしょうか。
カロクロとヤリクロ、ボディサイズ・荷室・価格何が違う?
トヨタは2021年9月14日に、カローラシリーズ初となるSUV「カローラクロス」の発売を正式発表しました。
同じくトヨタでは「ヤリスクロス」というヤリスシリーズのSUVもラインナップしていますが、両車にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
カローラシリーズは1966年の誕生以来、常にユーザーの期待を超える「プラスα」の思想をもとに進化を重ね、これまでのグローバル累計販売台数は5000万台を超える人気シリーズです。
販売台数においても、1966年の初代モデル登場から2001年にホンダ初代「フィット」に抜かれるまで33年間連続で1位になるなど圧倒的な人気を誇りました。
また、バブル景気に沸く1987年5月に発売された6代目「カローラ」は「クラスを超えた世界のハイクオリティセダン」をテーマに、1990年には車名別年間新車販売台数で30万8台を記録。
この記録は、2010年にトヨタ「プリウス」が31万5669台で抜くまで歴代最高となっており、2012年には同じくプリウスが31万7675台として記録を更新しています。
このように昔から人気モデルだったカローラは、常にユーザーのニーズを捉えるボディタイプを設定するなどして進化を続けており、最近ではSUVへのニーズが高まったことで、新型カローラクロスが新たに投入されたのです。
一方、ヤリスシリーズならびヤリスクロスの歴史はまだ始まったばかりで、 コンパクトカーのヤリスは、2019年10月16日に世界初公開。2020年2月10日に日本で発売。
ヤリスクロスは、2020年4月23日に世界初公開され、同年8月31日に日本で発売されました。
ヤリスはそれまで日本では「ヴィッツ」として販売されていましたが、現行モデルのフルモデルチェンジ時でグローバルで用いられるヤリスに統一されました。
なお、日本での販売台数は、ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスを合算したものとなっており、2021年8月では合算台数が1万8476台(登録車1位)となり、おおよその割合はヤリス5割、ヤリスクロス4割、GRヤリス1割となっています。
一方、カローラシリーズの販売台数では、現行の12代目として「カローラスポーツ」「カローラ」「カローラツーリング」に11代目「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」が合算されており、新型カローラクロス発売後はこのカローラシリーズに合算されると見られます。
このように歴史の長さこそ違いますが、現在のトヨタにおいてシリーズとしてラインナップするのは共通する部分といえます。
そして、カローラクロスとヤリスクロスでは、SUVタイプ、近しいボディサイズなどさらなる共通点が挙げられます。
デザイン面では、カローラクロスは「アーバン・アクティブ」をデザインコンセプトとした、SUVらしいダイナミックで洗練されたデザインが採用されています。
とくに伸びやかなデザインを施したアッパー部と、ワイドなバンパー部のデザインが都会的かつ堂々としたプロポーションを実現しています。
一方のヤリスクロスは「丈夫」や「たくましい」という意味の「Robust(ロバスト)と、「最小限の」という意味の「Minimalist(ミニマリスト)」を合わせた「ロバスト&ミニマリスト」思想のもとデザインされ、アクティブで洗練されたポロポーションが追求されています。
カローラクロスと比較すると、サイズ感も相まってヤリスクロスのほうが愛嬌があり、丸みを帯びたデザインとなっています。
ボディサイズでは、カローラクロスが全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mmのCセグメントSUVとなり、ヤリスクロスは全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmのBセグメントSUVです。
また、室内のサイズでも違いが存在し、トヨタの販売店スタッフは以下のように話します。
「カローラクロスはCセグメントSUVとなり、数あるSUVラインナップではコンパクトの部類に入ります。
しかし、ヤリスクロスはさらに小さなBセグメントSUVとなり、サイズに比例して室内空間はカローラクロス、取り回しはヤリスクロスと異なります。
そのため、おおまかに独身や夫婦であればヤリスクロス、ファミリーなどはカローラクロスと棲み分けが出来ると思います」
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